僕・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
不定期更新ですが、時々覗いてみてください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません。



2005_11_04

今日は、朝から忙しいのなんの。
午前9時30分から港区の幼稚園でショウを行い、
終るやいなや、ご挨拶もそこそこにNHKへ。
今度は、教育フェア内のイベントでショウをやるのだ。
NHKに着くとすぐに会場の下見に打合わせ。午後1時に本番スタート。
そして、急いで、羽田空港へ移動して、宮崎に飛ぶのであった。
機内のシートに座った時、体の芯がホッとした。
飛行機の中では、離陸も知らずに寝ていたのであった。
そういえば、昼飯食べたっけ?
  宮崎は、やっぱり暖かい。20度はあったでしょう。
明日のショウは、野外ステージなので暑くなり過ぎないか、心配なぐらい。
スタッフの車でホテルへ。もう空腹で、空腹でたまりません。
荷物を置いたらすぐに食事に。宮崎に来る度に行く地鶏の専門店に直行。
心なしか全員足が速い。
  まずは、冷え冷えの生ビールで乾杯。写真では、よくわからないでしょうが、
結構、大きなもも焼きにガブッとかじりつくと、ホッと一息つけたのであった。
ここの地鶏は何度食べても飽きが来ない。
見た目は黒くて、ものすごく脂っぽいように見えるが、さほど脂っぽくもないし、
なんといっても肉が柔らかいのが最高なのだ。
一緒にでてくる生キュウリをかじりながら、もも焼きを食べるのだが、
この組み合わせが合うのだ。
この組み合わせを考えた人は、いったい誰だろう?
本当にいい組み合わせ、味合わせである。
  今日は、もも焼きを2本いただきました。
この後、スタッフのみんなは、仕上げは、とんこつラーメンだ、
と宮崎の夜空に叫びつつ、専門店の中に消えていったが、疲れきっている私は、
コンビニでお茶だけ買って、ホテルに戻った。
以前なら、みんなと一緒に食べにいったのだが・・・・
それだけ、歳を取ったってことですかねえ。


「実においしい地鶏でした」
2005_11_05

朝からいい天気。思ったとおり、暑い。
スタッフの車でイベント会場である焼酎工場へ。
え?焼酎工場?
今日は、この焼酎工場の中で開催される
<焼酎まつり>の催し物のひとつとして
「つくってあそぼ」ショウを行うのである。
会場となる工場の敷地内には、九州の名産、特産品を売るテントや
焼きソバ、うどん、焼き鳥(もちろん地鶏)の屋台が軒を並べて、
文字どおり、お祭り会場なのである。
そして、なんと、会場のあちこちで焼酎の振る舞い酒までやっているのだ。
タダ酒とばかりに朝からクイクイ呑んでるおとっつあんまでいる。
  イベントの準備が終わった後、会場をひと回り。骨董品の出店もあった。
使えそうにもないラジオにランプ。古い酒屋の看板。
何に使うのかわからないいろんな小物。
昭和16年12月8日の開戦を伝える新聞まで売っていた。本物か?
  ぶらりひとまわりして、控えのテントに戻ると、なにやら酒くさい。
焼酎工場の中だけに焼酎のにおいが充満しているのだ。
お酒に弱い人ならこれだけで酔うかもね。
  そして、嫌な予感が的中した。ものすごく暑くなってきたのだ。
聞くところによると、25度になったそうな。11月で25度ですよ。
南国宮崎の底力を痛いほどに感じたのであった。参った、参った。
これなら半袖の衣装でよかったなあ。
  ショウには、たくさんのお客様が集まってくださった。ほんとうに有難いことだ。
午後のショウの時には、振る舞い焼酎で完全に出来上がった
おとうさんがチラホラ見えた。
  暑い、暑いと叫びつつも無事にイベントは終了し、
次なる目的地、岡山県倉敷に出発するのだ。


「落ち着いて食べなさい」
ここでちょっと焼酎のお話。
今、焼酎業界は、2006年問題に揺れているそうだ。いったいどんな問題なのか?それは、焼酎粕のことである。焼酎を一升つくると、焼酎粕が三升分もでるそうな。今まで、その7割を海洋投棄によって処理していたのだが、それが全面禁止になるのだ。海洋保護のためではあるが、焼酎業界にとっては、大変な問題である。普通の家庭で、今のゴミの7割を今までどおりのゴミの日に出すな、と言われたようなものだ。焼酎粕をどう処理するか?処理しなければ、溜まる一方だし、今までどおりに海に捨てれば、罰せられる。各社、生き残りを賭けて、あの手この手を考えている。小さい会社では、合同で、処理施設を建て、焼酎粕で肥料を造ったり、粕を原料にして、お酢を造った会社もあるという。では、自社で処理できない会社は、どうなってしまうのか?捨てることの出来ない焼酎粕に埋もれてゆくだけである。その挙句、焼酎が造れなくなって・・・・。
焼酎業界のみなさん、がんばってくださーい。そして、おいしい焼酎を造り続けてくださーい。


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