わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません
今回は、富山県魚津でのお話です。
 
 

とっても静かないい港と海でした
 

2006_08_01

午前中に一仕事を終えて、急いで東京駅に。
これから、富山県魚津市の親子劇場さんにお伺いするのだ。
しかも今日中に東京に戻らねばならないのだ。
いやはやなんとも、毎度のことながら慌しい旅である。

  上越新幹線で越後湯沢まで行き、
特急に乗り継いで約三時間半で魚津に到着。
迎えの車で会場へ。
窓の外には、とっても穏やかな町並みが流れ、
東京より涼しい風が気持ちよかった。
  今日の会場は、魚津港のすぐ横にある小さな公民館であった。
潮の匂いが何だか嬉しい。
会場のステージからは、日本海が窓越しに一望できた。
波は、穏やかで、防波堤では、釣りを楽しんでいる人や釣具の手入れだろうか、
車座で何かいそいそと手を動かす漁師さんたちが見えた。
今の時期の釣りは、キスを狙っているそうだ。

ふと、目を後ろの山に向けると、なんと頂には、まだ雪が残っているではないか。
七月だというのに。もうそれだけで、今年は、物凄い積雪だったことがわかる。

  今日のステージは、とってもほのぼのとして、私も心から楽しませてもらった。
子供たちだけじゃなく大人もみんないい笑顔で本当に嬉しかった。

子供は、赤ちゃんから中学生までいた。
そして、この中学生達が小さい子たちに負けず劣らずノリのいいこと。
普通、中学生ぐらいになると、小さい子供たちの中に混じると、
どうしても気後れして(照れくささも手伝って)、
なかなかノって来てはくれないものだが、
彼らはとっても素直に笑って参加してくれた。
最後のゲームは、その中の一人にステージに上がってもらい挑戦してもらった。
その彼が見せてくれた照れくさそうな、そして純粋な笑顔が私には、
なによりのプレゼントだった。

聞くところによると、彼は、一度、劇場を辞めたのだが、
今日のため、改めて入会したそうだ。
本当にありがたいことだ。これからも応援してね。

  会場には、会員の子供たちが描いてくれた
このホームページのぬりえや大きな私の似顔絵が飾られていた。
子供たちの心のこもったおもてなしが、本当に嬉しい。
写真に撮らせてもらったので、是非、見てください。

  終演後、あたふたと片づけを済ませると、
急いで魚津の駅へ向かい、夕飯を買い込んで、帰りの特急に乗り込んだ。
駅前で「魚津のうまい水」というのを発見した。
誰でも自由に飲めるようにマグカップが置いてある。
早速、一口頂いた。ゴクッ。うん、うまい。

水の美味しい土地っていいなあ〜とつくづく思うのであった。
一時よりは、良くなったが、東京の水道水は、やはりまずいと思うのだ。
特にこうして地方で美味しい水を飲んでしまうと、
なおさらなそう思えてくるのである。

この美味しい水が、心優しいあの子達をうんだのかもしれない、
いや、きっとそうに違いない、と考えながら
特急の窓の外に流れる夜景を眺めていたのでした。

今日は、私の方が癒された旅でした。
  この後、二時間ほどで長岡に到着。
最終の新幹線で東京に戻ったのでした。
あ〜、もう少し魚津に居たかったなあ〜。

 

山頂には、まだ雪が・・・
 

みなさんほんとうにありがとう
 

実によくできてましたよ


これが、冷たくて「うまい水」です

 
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