わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
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2014_10_01


 すっかり涼しくなりましたねえ。去年の比べると残暑が厳しくないのがうれしいです。

 以前にも書きましたが私は暑いのが本当に苦手です。これでやっと落ち着いて仕事ができるのだ(笑)。それにしても今年の夏は雨が多かったなあ。どこに行ってもこの話が出ました。農家の方は日照時間が少なくて作物が育たなくて困っているという話をどこに行っても聞きました。去年が熱過ぎて今年は雨が多すぎて…本当にどうなっちゃったんでしょうか、この国は。

 どうなっちゃたんっだと言いたいことが本当に多い国になりましたね。数か月前にベビーカーを広げたまま電車に乗ってもいいというようなことを発表されましたがこれもどうかと思いますよ。これを決めた人たちって普段電車に乗っていない人たちでしょう。普段から電車を使っている人ならそう簡単にはこんな条例を決めませんよ。どう見てもベビーカーを広げたままだと他の乗客に迷惑だとわかる混雑状態の車両に乗ってくる若い人が多いのよ。これってものすごく危ないんですよ。子どもの顔に位置にほかの乗客のカバンがあることが多いし、他の駅から乗ってくる人はベビーカーを見つけることができないから普通にとドドっと乗り込んでくるでしょう、これって危険なんだなあ。乗客もけつまずいて危ないしもちろんベビーカーに乗ってる子供の方がもっと危ない。

 それにこの頃よ〜く見てるとなにもベビーカーに乗せなくてもいいような大きな子どもを乗せてる親がもの凄く多いんだ。しかもだ、夫婦で一緒に乗ってくる人もいるし、ジジババも一緒だったりもするんですよ。どう考えても大人に誰かが赤ん坊を抱っこできる状態だし、子どもも大きんだから立たせれば済むことなんだ。そうすれば何のためらいもなくベビーカーを畳んで乗れるんですよ。なんでジジババがいてそれをしないんだろうか、そうさせないんだろうか。まあ考えてみれば、そんなジジババに育てられた子供たちだからそんなこと考えもしないんだろうな。こんな状況にもかかわらずにベビーカーを広げたまま乗せることにお墨付きを与えるが如くの条例を決めるんだからどうなっちゃんたんだろう。

 もしかして、この条例を子育て支援の一環なんてことじゃあないだろうねえ?こんなことが子育て支援と考えるようじゃあ少子化はぜったいに収まるわけがない。それに保育園さんの役員のお母さん方によくお会いしますが、女性の活躍しやすい社会環境のためとか言ってアホ・・じゃなかった安部総理が女性の管理職を30%まで引き上げる努力をするとか何とか言ってたけど、これを疑問視する方が多いです。どうなっちゃたんだろう。そんなことしたら余計に少子化が進むよ。あれって、一般企業の管理職の業務の実情をアホ・・じゃなかった安部総理は知らないんじゃないか。管理職になったら忙しくなるだけ、つまり就業時間と責任が増すだけで家庭に振り向ける時間がますます減っていくだけだと思うんだ。そうなれば、女性の出産と育児に対する意欲がさらに減っていくと思うんだなあ。

 ちょっと話がそれてしまいました。本題に戻そう。ベビーカーにこと限らず世間に見られる若い子育て世代の横暴は凄いものがあるよ。この根源って「自分が中心」「自分が大切」という間違った自由主義を教わったからなんだろうなあ。自由の代わりにそれにかかわる責任をすべて自分が背負うという大原則が表裏一体で存在することを教えなかった大人の世代にも問題があるよ。自由奔放に育てることがものすごくいい子育てのようにもてはやした時代があったし、自由気ままに暴れるのがかっこいいファッションとしてもてはやした時代に育ったのが今の子育て世代に多いのかも。自分がそんな状況で育ったんだから今こんな風な子育てをしても彼らにとっては何の違和感もためらいも、そして恥じらいも無いんだろうなあ。この国の持っていた恥を知るという文化はどうなっちゃたんだろう。文化というよりは日本の社会構造が大きく変わってしまったんだろうか。こんな時代だからこそ自分自身を見失わいように生きていかないと頭がおかしくなってしまうよ。これほどまでに社会状況が大きく変化していく時代に少子化を真剣に考えていく気があるなら根本的に日本人に意識を変えるぐらいの努力が必要だよ。ベビーカーや女性の管理職のことよりもっと大切なことがあることにアホ・・じゃなかった安倍総理も解って欲しい・・まあ、解ってるんだろうけどねえ。






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