わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません


番組「つくってあそぼ」が産声を上げて、今年で20年! ...
いやぁ〜いろんなことがありました。
この「日々つれづれ」、これまでは、「旅の日記帳」でしたが
これからは、この20年の舞台裏を、すこしずつご紹介しましょう ... お楽しみに! ... 。



蛍の群れに驚く私です

2009_07_01

早いもので今年も半分が過ぎてしまいました。
20代半ば辺りからでしょうか、
一年のサイクルが早く感じられるようになったのは。
そして、今では、2〜3年がもの凄く早くなってきました。
やはりそれだけ歳を取ったということでしょうか。
子供の頃は、1日が長く思え、親戚の叔父たちが
「1年が早くてたまんねえなあ」なんて言うのを
「年取るとそんなもんかねえ、歳なんて取りたく無いねえ。」と
思っていた自分がその時の叔父達より
年取った存在になってしまいました。
こんなことを書くこと自体が年取った証拠でしょう、
いやだいやだ。

 実のところ今年は、記念すべき年でもあります。
今年の4月からで「つくってあそぼ」はなんと20年目に突入しました。
これも偏に皆さまのご支援の賜物でございます。
本当に有難うございます。
そして、これからも変わらぬご支援を宜しくお願い致します。
そこで今回は、20年目にあたり昔の思い出話などを書いてみましょう。

 「つくってあそぼ」は、
平成2年4月3日水曜日午前10時30分から
スタートをしましたが、
このレギュラー放送開始の前年、
平成元年7月に試作番組を放送しています。
これを覚えている方は、まずいないと思います。
番組タイトルは、「わくわくおじさん」です。
当時、まだ27歳なのに、「おじさん」でした。
その当時、「なんでもヤンチャー」という番組がありまして
(この番組も覚えている方は少ないでしょう)、
その番組のキャラクターの「ゆうにちゃん」(俳優の水島裕さん)と
おさるのモンタくんとソラミちゃんが、
なんでも作ってくれる「わくわくおじさん」のところに
遊びに行くという設定の番組でした。
ちなみにゴロリくんは、いません。
まだ、この世に登場していませんでした。
年上の水島さんからセリフとはいえ『ねえ、おじさん』と呼ばれる度に
少なからず抵抗を覚えました。
夏の放送でしたので、
みんなに「花火」の作り方を教えるというストーリーだったのですが、
なにしろ私は初めての主演番組でしたので
緊張のしまくりでした。
それまでにも一応のテレビ出演は、経験してましたが、
エキストラ程度でして、
セリフなんてほとんどしゃべったこともありませんでした。

 ちょっと余談です。
私がどんな番組に出たかというと
「マジカル頭脳パワー」というクイズ番組を憶えていますか。
あの番組のクイズの出題部分のコントです。
今でも憶えているのが、悪い王様の役で、
その王様を懲らしめるために神様が魔法をかけて、
「角が2本、尻尾が1本の動物にしてしまいました。」
さて、その動物とは、なんでしょう?というもの。
答えは、「ひつじ」。漢字のひつじは、「羊」ですね。
これは、王という字に角を2本、尻尾を1本つけたもの、
だから、答えは「ひつじ」なのでした。
私は、王様の衣装を着て、
女性達をはべらせている場面を収録した後に今度は、
ひつじの着ぐるみを着させられて、
それまで従順だった女性達から踏んだり蹴ったりされた挙句に
宮廷の階段から転げ落ちて、
最後に「めえー」と泣くというものでした。

 そんなものしかやっていなかった私が、
いきなりの主演ですからねえ〜緊張しないわけがない!
私が教える立場なのに
教わっているゆうにいちゃんの方が上手かったりしました。
そんなんでよくもまあ、放送できたもんです。
その上、番組の中で、歌まで歌ってます。
しかも、打ち上げ花火の格好で!

 この番組のビデオは我が家にありますが、
封印してあります。
家内も子供たちも見たことがありません。
そんなのがあるという話はしましたが、見せてはいません。
家内には、
「デビュー作のアニメと一緒に
俺が死んでから皆でみろ!これは、遺言と思え!」と
きつく言わしめてあります。
そういう意味では、
私が「わくわく」としてテレビに登場して今月でちょうど20年なのです。
本当にあっという間の20年、長く苦しんだ20年です。
そんな日々の思い出も
これから皆さんにお伝えしてゆきますので、どうぞお楽しみに!



40数年ぶりの生の蛍




こんな自然に囲まれて生きるのが幸せなのかもしれません



いつも列車移動ですので、こんな風なのです

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