わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
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2013_12_01


 いや〜、遂にやりました。全県庁所在地を制覇しました。

 先日、秋田市の幼稚園さんにお伺いしまして、工作ショウをさせていただきました。今回は特別に書いてしまいますが、秋田市のルーテル愛児園さん、本当にありがとうございました。おかげさまで、念願の全県庁所在地制覇を達成することができました。本番中もこのお話をさせていただきましたが、これで本当に念願がかない、うれしくてたまりません。ルーテル愛児園さんは、自分のところで私が悲願達成することは、知らなかったようでして、本当に驚いていらっしゃいました。このコーナーをお読みになっている方でしたら、お分かりいただけると思いますが、私がずいぶん前から「秋田に呼んでもらおう作戦」を展開していたことはご存じのことでしょう。しかし、何をどうやってもな〜んの反応も応募も無く、諦めかけていた時にルーテル愛児園さんから申し込みをいただいたのです。私は、てっきりこのコーナーをお読みになって応募してくださったと思っておりましたが、そんなことは全く知らずにお問い合わせをいただいたということでした。ということは、私がさんざんにやって来た企画や作戦は全くもって意味がなかったということにほかなりませんね…ちょっとショック…。

 とにもかくにも念願達成に喜んでいるわけです。なにしろ、この活動を始めてから24年の年月が流れました。この活動、つまり幼稚園さんや親子劇場さんを周るようになったきっかけは、「わくわくさん」が決定してからです。「わくわくさん」のオーディションを受けたのが、平成元年5月のことです。合格の連絡が来たのが、確か6月頃だったと思います。さあ〜それからが大変でした。その当時の私は、劇団に所属しておりまして、日々ただひたすら芝居に没頭しておりました。劇団の芝居は、もちろん大人向けの内容ですので、子供向けの芝居やミュージカルなどやったこともありませんでした。とにかく「子供主体の客層の前で演じる」というのは、自分たちで作ったイベントだけでした。そのイベントというのも本格的なお芝居ではなく、デパートの屋上などでやる「簡単なショウ的なもの」でしかありません。そんな自分が主役で子供向けの工作番組をやるとなったのですから、いったいなにをどうしたらいいのか・・・さっぱりわからないのです。そこで、劇団の先輩で若手劇団員の精神的支柱であった田中真弓さんから「とにかく、自分一人で幼稚園児の前で工作ショウをやっておいた方がいい。絶対に勉強になる。」とアイデアをいただきました。な〜るほど、確かにそれが一番手っ取り早い方法だわ、と考えた私。実際に子供たちの前でやらなければ、自分が何がどうできて、何ができないのかがわかるわけですし、付け焼刃だけど、子供向けの役をやる以上は、何らかの形で子どもたちの前でやったという経験をする必要性を思ったわけです。その上、なんと田中真弓さんがいっしょに幼稚園に行ってくれるとおっしゃってくださいました。当時はもう売れっ子声優であった田中真弓さんがスケジュールを合わせてくださって、私と幼稚園さんに行ってくださいました。田中真弓さんが歌や手遊びをやり、私が工作を紹介するという構成でした。しかも、最初は、NHKに視聴覚の分野でご協力をいただいている園を教えてもらい、私から電話をして、自分の事を紹介説明から始めて、「この度、かくかく云々で番組をやることになり、そのためにかくかく云々で、そちらの幼稚園さんで工作ショウをやらせていただけませんか。もちろん、お金はいりません。」とまあ、このようなお話をしてやらせていただいたのが始まりです。

 ですから、これが平成元年のことですから足掛け24年の歳月が流れてしまいました。始めた当初は、もちろん、都内の幼稚園さんばかりです。そのうちに人伝に聞いた幼稚園さんから「うちにも来て欲しい」というお電話をいただけるようになっていきました。その頃は、超が付くほど多忙になった田中真弓さんも来れなくなり、私一人で行くようになっておりました。そして、この活動のことがどんどん口コミで広まっていったのです。こんな話もありますよ。東京で工作ショウを見た方が、ご主人のお仕事の関係で地方に転勤になり、行った先の幼稚園さんに私のことをお話ししてくださり、「それじゃあうちでも呼ぼう」ということで、その地方の幼稚園さんに行った・・・なんてこともありました。私のこの活動は、宣伝らしい宣伝はしておりません。チラシもポスターも作ったことがありませんし、宣伝用に資料を作ったこともありません。そんなわけですから、全国制覇に時間がかかったのも仕方がないかもしれませんね。

 さあ、一つの大きな目標を達成した私ではありますが、これで終わりにするわけにはいきませんよ。まだまだやりたいこともあります。え?それは何かって?えへへへ、まだ内緒です。






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