●2012年10月×日「忘れられない９月３０日」

今日は９月３０日の話を。
この日、「ヤツ」が日本にやってきました。
「ヤツ」は沖縄、九州を吹き荒らし、
３０日の午前中には関西を巻き上げました。
そうです…台風１７号。
あちこちの交通機関が混乱し、次から次へと警報が発令されたことは
まだ記憶に新しいことと思います。
そんな９月３０日、朝８時。
久保田さんと私は、新大阪に降り立ちました。

新大阪から、兵庫県西宮市へと移動し、
本日の現場である「NHK文化センター」に到着しました。
今日はここで４回の講座があります。
その頃はまだ太陽が差し込む瞬間もあったりで、
まさかこの後あんなことになるなんて…まだ私たちは想像もしていませんでした…。

私たちが教室で準備をしていると、
文化センターの担当の方が肩を落として「久保田さん…実は…」と。
「大雨警報、暴風警報が出てしまい、
１回目の講座は中止せざるを得なくなりました…。」

警報が出てしまうと、皆さんの安全のため、
否が応でも講座を中止にしなくてはならない決まりがあるのです。
１回目の皆さん残念でしょうに…。
たしかに外がどんどん暗くなってきました。
雨も降り始めています。
事務所の皆さんは、受講生のお宅への電話連絡作業で大変そうです。

そして１時間後、再び担当の方が。
「まだ警報が消えません…２回目の講座もだめでした…。」

台風よ逸れてくれー！と祈っても空には届かず。
「３回目もだめでした…。」

雨と風は、外で踊り狂っています。
きっともう４回目も無理だろうと思いつつも、心の片隅ではまだ希望を持ち、
さらに１時間後。

「久保田先生…すみません…本日は、残念ながら…」

お、お、おわった…信じられない…
西宮まで来て、お茶だけ飲んで帰ることになるとは…。
いや、そんなことどうでもいいんです。
今日という日を楽しみにしていた子どもたち、お父さんお母さんの気持ちを考えると、
悲しくてたまりません。

こんな天気で、皆さんの安全第一で、本当に仕方のないこととはいえ…。
今ごろこの教室には、みんなの元気な声と笑顔で溢れていたはずなんだと思うと、
なんともいえない気持ちになりました。



もう帰るしかないというその時、久保田さんが何やらカキカキ…。



これは！

なんと今日いらっしゃるはずだった皆さんへの直筆メッセージとサインです。
NHK文化センターさんが、これを皆さんに郵送してくださるということでした。
喜んでもらえるといいですね！

それから私たちは、帰れたことが奇跡なくらいの暴風雨のなか、
東京へと戻ってきたのでした。

必ず、また行きましょう！久保田さん！





●2012年10月×日「湯河原にて」



今日は、毎年お世話になっている湯河原の幼稚園さんにお伺いしました。
午前中は親子工作教室！


　


「わくわくさんカブトムシ作ってー」



「わくわくさん教えてー」



「わくわくさん見てー」

「わくわくさんは、どうしてそんなに工作が上手なの？」と聞く男の子がいました。
「そうだなぁー、毎日作っているからだと思うよ！」とわくわくさんは笑顔で答えていました。

工作教室は、わくわくさんとお話したり、一緒に作ったり、とても楽しい時間です♪

午後は、お母さんと未就園児さん向けのステージショーでした。



また来年も会えるといいですね♪