僕・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
不定期更新ですが、時々覗いてみてください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません。
 
 


「おお寒 ... 時間がないぞ〜」
 

2006_03_01

今日は、茨城県日立市の幼稚園さんでショウである。
上野から特急スーパーひたちで1時間半の小さな旅。
茨城県取手市をすぎると、車窓の風景はぐっと、田舎びいてくる。
高い建物も少なくなり田畑が多くなる。
時々思うのだが、子供を育てるのにいい環境ってなんだろう。
こうした田舎(というより、田んぼや畑があって、
森や林があって、小川が流れているところ)が
子育てには適していると言う人もいるけれど、
それより大切なものがある。
やっぱり家庭環境だ。家の外の環境より家の中の環境でしょう。
「子供のため」とかで、栃木県の真ん中あたりに家を買って、
お父さんは新幹線通勤で東京都心に勤めに出ている人の話を、
聞いたことがある。
家を購入した当初は、会社が通勤費(交通費)を全額出してくれていたのだが
(だから栃木県に買ったとも)、
会社の業績悪化で通勤手当てが大幅に減額されたため
(ほとんど出なくなったそうだ)、
毎週月曜日から金曜日はカプセルホテルに泊まり、
週末だけ家に帰っている。その方が安いのだと言う。
もちろん、会社が交通費を減額するなんて
家を買った頃は考えもしなかったことだし、
不可抗力だとしても、
お父さんは変則的都内単身赴任生活を余儀なくされてしまった。
子供は週末しか父親に会えないのなら、
何も田舎で頑張る必要があるのだろうか。
田舎の生活が悪いとは言いませんよ。
でも、「田舎の生活が子供にいいのだ」という考え方だけで
田舎に引っ越して、父親が変な形で努力して、
会社から頼まれもしない単身赴任生活をしてまでやる価値があるのか、
私にはものすごく疑問である。
本当に子供のための環境を作るのなら、
親と子が心底顔をつき合わせることが出来る家庭を
作ることではないでしょうか。

話が変な方へ行ってしまった・・・・・・・。
日立市まで来ると、子供達は本当に純真な気がする。
東京みたいにせこせこした生活ではない分だけ、
大人も子供もおおらかに生きているような気がする。
ショウをやっていて、ものすごくストレートな子供達の笑顔が素敵でしたよ。

 


 
 


JR日立駅
 
 


ちゅるり ... 今日の昼食はこれ。
  まあ、こんな日もあります。

 
 

日立市というと、電器メーカーの社名しか思い浮かばない人も多い。
この日立という名前は、あの水戸黄門で有名な徳川光圀が名づけたと言われている。
水戸藩主の時代に領内巡視中に、ここに泊まった光圀は、朝、海辺で見た見事な日の出に感動して「日(陽)の立つ(出づる)ところ」で日立と名付けたと言うのだ。なるほど、日立市には見事な海岸線が続いていた。

またまた余談。
私、個人的に徳川光圀と聞くと、ラーメンを思い出す。
ご存知の方も多いでしょうが、日本で初めてラーメンを食べたのが光圀であるという。
当時のラーメンは、麺にはレンコンなど野菜や薬草なども練りこんだものであったという。
そして光圀は、深酒した後にラーメンを食べて、宿酔いの予防にしたともいうのだ。
お酒を飲んだあとにラーメンを食べる。その目的は別として、お酒とラーメンって、今も昔も変わらぬ関係というのがおもしろいですねえ。

 
 
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