僕・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
不定期更新ですが、時々覗いてみてください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません。


これが富士山の火口です。
いや〜、実に雄大な眺めでした。

2006_05_01

 このところ広島県にはよく行くのだ。
  この「広島に行く」ということに関して、ちょっと書きたい。
  以前は、ほとんど飛行機で、東京と広島を往復していたのだが、
このところ、新幹線が多いのだ。
「へえ〜、大変ですねぇ」と思われる方もいらしゃるでしょう。
でも、逆なのである。飛行機の方がつらいのである。
たとえば、時間的な問題。飛行機の場合、
出発時間の30分以上前には羽田空港に着く必要があり、
やれチェックインだ、やれ手荷物預けだ、やれ検査場だのと、
めんどくさいのだ。
そして、往々にして、飛行機の出発は、遅れる。
定刻通りに羽田空港を離陸するなんて、ほとんどない。
大抵は、10分から15分、遅れる。
そして、広島空港までの飛行時間は、約1時間10分。
さらに、こんどは、預けた手荷物を受け取るのに10分ぐらいはかかる。
また、空港から広島市内まで40〜50分は、かかる。
東京都内から羽田空港までの移動時間も加えると、
3時間は、越えてしまう。
  それに引き換え、新幹線だと、
東京駅から乗って、席に座ってしまえば、
そのまま寝てても広島市まで運んでくれる。時間にして、約4時間。
飛行機と比べても30分ぐらいしか違わない場合がほとんどである。
せこせこして30分ぐらい早く着くくらいなら、
のんびりと座ったまんまの4時間の方を私は選びたい。

  そんなこんなで、このところ新幹線で広島に行くことが多い。
全て「つくってあそぼ」のイベントなので、もちろんゴロリくんも一緒である。
  イベントには、いつも大勢のお客様が来て下さる。
本当に有難いことだ。なかには何度も見に来て下さる方もいる。

そんな方から「この前と同じような内容だった。」というメールを頂いた。
本当にすみません。
私もイベント会場が、以前やった会場と近い場合は、
出来るだけ内容を変えるようにはするが、どうしても似かよってしまう。
例えば、紹介する工作の内容は、変えるようにしている。
「この前、この近くでやったときは、
牛乳パックを材料にした工作をやったから、
今日は古新聞を使おう。」という具合である。
でも、全体のショウとしての流れ(進行)は似かよってしまう。
毎回行うゲームもあり、以前にも見た方は、
どうしても「似ている」という印象は、ぬぐいきれない。
  これは、私の今後の大きな課題である。
なんと言われようとも同じ流れ(進行)でやり続け、
「偉大なるマンネリ」と自負するのも、ひとつの方策ではある。
でもそれは、ある種の逃げ道になりかねない。
そうした心の逃げや変な自己への過信から
ダレきったステージになるのが怖いのである。

  話は、少しズレるが、私は、どんな時でもステージに立つ前は、
ものすごく緊張する。
毎回、今日は、うまくできるかどうか、不安で不安でたまらないのだ。
心の底から湧き上がる自信なんて、これっぽちもないのだ。
でも、私はこの不安を大切にしたい。
この不安があるから、やってゆけるのかもしれない。
「今日は、ウケようが、ウケまいが、どっちでもいいや。」と思い始めたら、
私の進歩は止まるだろう。
「ウケなくてもいいや。」と思えば、本番前の緊張も不安もなくなるし、
少しは、楽になねるだるうが、そこで私は終ってしまう。
この緊張と不安が今の私をつくったのだから。
これからも、よりよいステージ、番組を作るため
この緊張と不安と戦ってゆくしかないのだろう。
 
  山口市で行ったイベントでのお話。
野外の特設会場で、午前と午後の2回公演でしたが、
午後3時からのステージは、大雨が降る中での上演となった。
午前の部は、物凄くいい天気で、日焼けするかと思うぐらいだったのに・・・。
午前の部が終った頃から、段々雲行きが怪しくなり、
なんとなく「ヤバイ?」と思ったら、土砂降りの午後となった。
  そんな雨の中でも、お客様は、集まってくださった。
20名ほどの方が、傘を差しても濡れてしまう雨の中、
みなさん笑顔で見てくれた。最後まで見てくださった。
うれしくて、うれしくてたまらなかった。
思わず最後は、そのステージで作った工作物の
争奪ジャンケン大会をやってしまった。
もちろんアドリブである。普通は、やりません。
でも、その時の私のお礼(?)の気持ちとして、
ここにいるみなさんに何か特別なことをどうしてもしたかったのだ。
あの雨の中、見てくださったみなさんは、本当に神様に思えた。
みなさんの心を忘れずにこれからも頑張ります。

今回は、珍しく昼間の飛行機で山口へ飛んだ。
(さすがに山口へは飛行機です。)
物凄い快晴の中、山口へ向かう機内から、
なんと富士山が窓の下に見えたのだ。
今まで富士山は、横からしか見たことはなかった。
初めて上から見たのだ。
おお、テレビで見たのと同じ火口だ!なんて、
あたりまえではあるが・・・・やっぱり感動するねえ〜

皆さんは、「山口焼き」ってご存知ですか?
  大阪のお好み焼きをさらにボリュームアップしたのが、広島焼き。
ここまでは、皆さんもご存知でしょう。
さて、その広島焼きをさらにボリュームアップしたのが、
山口焼きだそうです。
つまり、「広島を越えたので山口」、だそうです。
そりゃ、広島県を越えて行けば山口県だけど・・・
「山口焼き」って聞いて、すぐにこれが解る人っているのかなあ?
ちなみに今回の山口ツアーでは、食べなかったので、
実物の写真はありません。あしからず・・・。

 

 




上の写真より少しだけ山口に接近しました・・・あは。
飛行機は、順調に飛行を続けています。


空港で食べたラーメン。
私、麺類が大好き。
美味しいラーメンの情報を待ってます!
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久しぶりにまともな休みが、とれたので、本の整理をしてみた。
いざやってみると、いらなくなった本が出ること、出ること。写真誌や文庫本なども入れて約200冊!縛って捨てるのもなんだし、ゴミにするより古本屋さんに売ってしまおうと考えた私は、電話帳で買い取ってくれる古本屋さんを探すことにした。運ぶのが大変なので、できるだけ家のそばのところを探す。
すると、「古本なら何でも買い取ります」的な宣伝文句の広告を出している店を見つけた。早速、電話をした。
「あの〜雑誌のような週刊写真誌なんですけど・・」と私。「うちは、雑誌は扱ってないのよ。」つれない返事。え?何でも買い取るんじゃないの?宣伝文句なんてそんなもんか、と思いつつ、次なる電話をする。
今度は、全国的に有名な古本屋さん。「はい、もちろん大丈夫です。」と実に有難いお言葉を聴く。早速行くことにして、お店の住所を調べると、自転車で20分以上はかかる所にあったのだ。うへ〜と思いつつも200冊を3つの袋に詰めて、ひいひい言いながら自転車をこいで行きましたよ。お店で待つこと10分。鑑定の結果、全部で3000円で買い取ってくれた。
まあ、こんなもんか、と思いつつ、お金を受け取り、再び自転車の人となった。
もうすぐ家だというところで、プシュ〜カラカラと異常な音が自転車の後輪から聞こえた。
ん?なんだ、なんだ?パンクである。しかも、タイヤが磨り減って裂けて、そこがパンクしたのだ。
またまた、うへ〜と思いつつ、ガリガリうるさい音をたてながらいつもの自転車屋さんに行く。
おじさんは、一目見るなり「だめだね、タイヤ交換しないと。」他にも壊れているところもあって、修理費は全部で3700円掛かった。
辛くて重い思いまでして手にした3000円は、瞬く間に消えていったのだ、いやそれだけではない。700円の赤字になってしまったではないか!
本日3回目の「うへ〜」を呟きながら修理を終えてすこぶる調子のいい自転車で家路につくのであった。
それにしても、虚しすぎるよなあ〜今日は。
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