わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません
今回は、長かった夏休み・「休みについて」のお話です。
 
 

今年は、久しぶりに、
家族で近くの川原に
花火大会を見に行きました。
物凄く近くで見ました。
なにしろ、
花火の燃えカスをかぶりつつ、ですから。
子供たちも大感激でした。
 

2006_09_01

全国のお父さん、お母さん方へ。
子供たちの長い、長い夏休み、お疲れ様でした。
やれ旅行だ、やれ花火大会だのと、本当に大変でしたでしょう。

我が家の子供たちも40日間、ただただ、遊び呆けているようなものでした。
  今の子供たちは、実に学校の休みの日が多いのだ、と日々思うのですよ。
ただでさえ週休二日だし、中学生だと秋休みまである。
私達の子供の頃って、もっと休みが少なかったですよね。
毎週土曜日も学校に行ったし、振り替え休日すら無かった。
秋休みなんて考えたことすらなかった。
  だから、休みの日がどれだけ大切で、貴重であったことか。
そして、休日の前の日の夜がうれしくて、うれしくて、たまらなっかたですなあ。
今でもあの夜の日々を憶えています。
皆さんも同じような記億がおありになるでしょう。
こう書くとわかり易いと思いますが、
土曜日の夜の『8時だよ!全員集合』どれだけ楽しみだったことか。
土曜日の夜だけは、夜遅くまで起きていても怒られなかった。
『全員集合』の後の『キーハンター』(これを知っている方は、
40歳以上でしょう)や『Gメン75』を見ていても大丈夫だった。
これだけのことを毎週どれほど待ち遠しく思いながら、
月曜日から金曜日を過ごしていましたねえ。
この気持ちってわかっていただけますよね。
それだけに日曜日の夕方の『サザエさん』を見終わった後の物凄い虚脱感。
『サザエさん』が終った途端に「あ〜あ、休みは終ったか、明日は学校か。」と、
現実に引き戻されるのでした。
こんな記憶、皆さんもお持ちのことでしょう。
これほどまでに休みの日々は少なく大切なものでありました。

  それに比べて、今の子供たちも日曜日の夜に関しては、
同じような思いでしょうが、
相対的に休日が多い分だけその日、一日、一日に対する
重みや嬉しさが違ってしまっていると我が家の子供たちを見ていて思うのです。
土曜日の休みは当たり前だし、振り替え休日は当然である。
そのうえ、祝日が増えたので、GWの飛び石連休など考えられないだろうし、
『成人の日』『敬老の日』が必ず連休になるのである。
子供たちにすれば休んで当然なのではあるが、
私としては、納得しかねるところなのだ。
自分の子供時代より休みが多いからと言って
やきもちを妬いているわけではない。
「これまでの反省からだ」と言って、
休日を増やせばそれで過去の間違いの一部分でも
解決できると考えたからなのでしょうが、
「どうしてこの日まで休みにするのか?」解らない日があるということです。
過去の反省からの「ゆとり」を主張するのなら、
違う部分で子供たちに学校生活の「ゆとり」を与えるべきです。
案の定、土曜日の学校復活が実現しそうですね。
あったりまえだ、と思う反面、
これだけころころ休みを変えられたら子供だけでなく、
先生方が大変だろうなあ。
それだけに、何でもっと最初からよ〜く考えて、
週休二日制の導入や連休の増加をしなかったのでしょう。
本当に理解に苦しむところです。
 
  そして、「休み」だけに言える事でなく、
子供たちの周りにある全ての事柄に対して同じことが言えると思うのだ。
なんでもたくさんあるから、
一つ、一つの重みと大切さを理解しずらいのではないだろうか。
与えることは、容易いだが、与える意味を与える側が履き違えてはいないか。
私たち大人がその点をもう一回真剣に考えないと、
子供たちは、モノの大切さなんて理解しないまま大人になって、
自分たちの考えをそのまんま、自分の子供らに教えてゆくのでしょう。
そんな事を考えたこの夏の日でありました。

 


 

 





 
この夏に上演したイベントで、私、ちょっとした冒険をいたしました。
以前からやろうか、やるまいか、迷ってはいたのですが、この度、思い切ってやりました。

それはどんなことかというと、
通常のイベントであれば、ショウが始まる前に何を作って遊ぶのかを決めておき、
その分だけの材料をステージ上に用意しておきます。
ですが、今回は、事前に何を作るのかは全く決めずにショウをスタートさせ、
会場の子供に『なにを作って欲しいのか?』リクエストを聞いて、それに答えて、その場で作るというものです。

  子供が何をリクエストするなんて予想できないので、ステージには、できるだけいろんな素材を並べておきました。
こっちの方がドキドキでした。何を作るか全くわからないステージなんてやったことありません!
  とにかく、その日、その場にあるもので、しかも瞬時に材料を決めて、すぐに作り上げなければならないのです。

子供からリクエストを聞いた瞬間、頭の中は、たいへんなことになりました。
「え〜と、あれはたしか牛乳パックを縦に切って、いやいや、確かその前に、牛乳パックの底を切り取るんだったけ?」などなど。
ちなみに子供たちから出たリクエストは、『怪獣』『新幹線』『青い魚』『貯金箱』『レーシングカー』『サメ』などでした。

  これは、ある意味、私の勉強になります。
本当の実力が問われるステージなのです。
考える間や作る間のアドリブ・トークも含め、
いかにして、子供たちを飽きさせないようにして、リクエストの工作を完成させるか。
もう大変の一言でした。

こうしたチャレンジを続けてゆくことで、もっと楽しいステージをお届けしたいと考えています。
もし、こんな事やってほしいなあ、というようなことがありましたら、リクエストしてください。
待ってます。
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