2015_10_01
9月中旬に北海道新冠町と浦河町にお邪魔しました。このところ毎年浦河町方面にお伺いしております。本当にありがたいことです。
この浦河町ですが、今年で100周年とのこと、おめでとうございます。その関係もあってでしょうか、テレビ番組の収録が2つもあったのです。NHK「のど自慢」とテレビ東京系の「なんでも鑑定団」の2つ。私も2つとも見ましたよ。自分が知っているところがテレビに映ると何か心浮かれてしまいますねえ…って、テレビに出てる人が言うのもおかしなものです(笑)。そこで聞いてきたお話を今回はご紹介しましょう。
>
「のど自慢」には思わぬ経済効果があるんだそうです。「のど自慢」が地元に落とす意外な経済効果ってわかります?番組の収録にはNHKからなんと100人ぐらい来たそうです。技術スタッフの方だけでなく、出演者にバンドの皆さんなどなどを含めたら100人になったそうです。そごいなあ〜、だって「つくってあそぼ」の収録には私も含めても20人もいなかったですよ、ほんと。やっぱり規模が違うなあ。会場もでかいし、公開番組となるとこのぐらい必要なんですね。それにゲスト目当てに大勢の人が来たんだって!浦河町の時のゲストが松山千春さんと島津恵子さんでした。特に松山千春さんの追っかけが東京、横浜などからもいっぱい来たそうです。
確かに松山千春さんを生で観れる機会ってあまりないから熱烈なファンにとってはたまらないチャンスだな、これは。皆さんはご存じないと思いますが、「のど自慢」の番組の放送終了後には、ゲストの方がそれぞれトークも入れて、もう2〜3曲会場のお客さん向けに歌ってくれんです。これを我々の用語では「アトラク」と呼んでます。これが約1時間ぐらいあるのです。ですので、松山千春ファンにとってはたまらないステージともいえるんですなあ。だってタダで観れるしね、抽選に当たればだけど。実は、この「アトラク」の時の松山千春さんお話が結構すごかったんです…が、あまりの凄さにここでは書けません(笑)。え〜、どうしてもお聞きになりたい方は、浦河町に行って、当日スタッフをされた方に直接聞いてください(笑)。
話を戻しましょう。浦河町にはホテルや旅館が少なくて、それはそれは大変だったそうで、浦河町から離れたところにまで宿泊客であふれたそうな。そのせいか、肝心の浦河町の人は抽選に漏れて、会場に入れなかった、本番を生で見れなかったそうです。これってちょっとおかしい気がします。地元の方が入れる枠があってもいいんじゃないかなあ。まあ、その点はさておき、浦河町にとっては、それだけに人間が来て、とテルに泊まって飲み食いしていってくれたので思わぬ経済効果だったとか。
また、浦河町での収録が決まってから、出演者を募集したところ、浦河町内でカラオケセットが置いてあるスナックや飲み屋さんが大繁盛したそうな(笑)。町にはカラオケボックスが無いうえにカラオケの機械を置いてある店が限られているので、出演希望者が連日連夜、我先にと押しかけたのです。なるほどねえ〜予選までに練習したくて大勢の人間が数少ないカラオケセットをめがけて通い詰めたというわけか。お店にとっては思わぬ臨時収入になったのですねえ。こんなこともあるんだなあ。
さて、もう一本の「なんでも鑑定団」の方ですが、浦河町の方からテレビ局に応募したところ「なんでもいいから150点ほど集めて欲しい」との連絡があったそうな。その中からテレビ局側が鑑定して、番組の収録時に出すものを決めるんだそうです。150点!…そうだよなあ、そのぐらい集めないと番組的にいいもの、つまり「放送に適しているもの」「放送的に面白いもの」が選べないだろうなあ。ところが、浦河町だけでは足りるわけがなく、北海道全道から集まって来たものから鑑定して番組の収録をやったそうです。そう言えば、「出張!鑑定団」のコーナーでは、登場する方の名前と職業や年齢は放送するけどどこに住んでるかって言わないよね。その場所だけじゃあ、番組の収録に必要な、つまり「放送に適した品」「面白いものや高価なものや本当に大発見的なもの」なんてそんなに集まるわけないよね。それから、テレビだとあまり放送しないけど、「鑑定団」の鑑定士の方って時間をかけてちゃんと鑑定してくれるんですって…って当たり前か。
テレビだとあっという間だけど、結構じっくり鑑定してくれるそうです。そして、あの鑑定金額は少し低めで出しているそうです。ものによっては「オークションに出した時、この金額から始まるだろう」という金額だそうです。なるほどねえ。
とまあ、今回は思わぬところで思わぬ話か聞けました。本当は、松山千春さんネタをいっぱい書きたかったんですが、とてもとても書けない話がいっぱいありました(笑)。え?ちょっとでも聞かせろですって?いやいや、勘弁してください、こう見えても私も同じ業界人です(笑)。