2006_11_01 以前、このコーナーに 「この頃、西日本ばかりに行っている」というようなことを書いたところ、 今回、久しぶりに東北地方は、山形県東根(ひがしね)市に行って来ました。 東根市は、私自身も初めて行くところなのです。 と、こんな風に書くと東京駅から山形新幹線つばさに乗って スイーっと行ったかのように思われますが、 そうはいかないのが、わくわく流なのであります。 今日は、そんなお話です。 題して「山形県は、いろんな意味で遠かった」。 この東根市への旅は、NHKのイベントですが、 なんと、その前日に福岡県北九州市小倉に同じNHKのイベントがあるのです。 つまり、東京から北九州市に行ってから山形県東根市に行くという ある意味に於いて 「至れり、尽くせり」「踏んだり蹴ったり」という旅になったのです。 北九州市には、もちろん羽田空港から空路北九州空港に飛ぶ。 この北九州空港は、私も初めて降り立った空港です。 まだ開港して間がないので、とってもきれいな空港でした。 この旅は、SFJ(スターフライヤー)の便に初めて乗る旅でもありました。 SFJの機内サービスが、実にうれしかった。 座席も他の航空会社のより広く、座り心地もよく、 各シートに専用の小さなテレビ画面が付いて、 もちろん自分の好きなものが選んで見れるのもうれしかったなあ。 北九州まで寝て行こうと思っていたのですが、 初めて乗ったタイプのシートだったので、 つい楽しくていろんなものを見てしまい、 そのまま飛んで行ってしまったのです。 新しい航空会社で新しい機内に新しいサービス。 実に気持ちのいいフライトでした。 北九州空港からタクシーで市内へ。 ホテルにチェックインした後、食事のために街へとくりだしました。 北九州というより小倉という方が判りやすい気がします。 『小倉生まれで、玄海育ち〜』の「無法松の一生」でも 馴染みがありますよねえ。 小倉と八幡がくっついて北九州市となったのだが、 まだ馴染めないでいるのは、私だけだろうか。 小倉の街は、いつ来ても賑やかだ! 雑居ビルの前に立つ見知らぬお兄さん達の 呼びかけにも一切応じることもなく、 目的の地鶏屋さんとホテルの間を往復して早々に寝てしまいました。 イベントには、本当にたくさんの方が来てくだって、 本当に楽しいステージが出来ました。 しかも、ここは、『無法松』を生み育てた土地柄だけに 客席には、それなりにとってもある意味、元気の有り余ったガキ・・・ じゃなかったお子様達が多いこと。それもまた楽しかったです。 イベントも無事終了。さあ、ここから山形県東根市へ大移動が始まるのだ! 小倉駅から新幹線で博多駅に出て、 タクシーで福岡空港に行き山形行きの飛行機に・・・と言いたいところだが、 福岡・山形間に路線はなく、とりあえず、仙台に飛んで、 そこから路線バスで山形駅に行くのだ! 本当ならそこから東根市に行きたいところだが、 列車もバスもなく、タクシーで行けないこともないのだが、 山形に着く時点でヘロヘロだろうから 山形駅前のホテルに泊まることとなっているのです。 福岡・仙台間は、1時間30分ほどのフライトで、実に速い! 思ったより乗客は多く、驚きました。 機内では、ほとんど寝てました。 仙台空港への到着が若干遅れたので、 乗る予定の山形駅行き最終バスに間に合うか、多少あせりつつ、バス停に。 バスは、半分ほど乗客で埋まり、出発の時間になっても出ないのだ。 ?と思っていると、運転手さんのアナウンスが入るのだが、 完璧な山形弁でほとんど判らない。 地元の人なら判るのだろうけど、私ら一同はよく判りませんでした。 どうやら、予約を入れている人がまだ現われないということらしい。 つい2時間前は博多弁の世界で、 今は、山形弁の世界に身を置いている自分自身に驚きを感じていました。 日本は広いのか、狭いのか。 ガラガラの高速道路を飛ばしてバスは一路、山形駅へ。 1時間20分程で到着、午後10時50分、12年ぶりの山形だ。 ホテルに入って、すぐに寝てしまい、山形を味わうことはありませんでした。 明朝、やや曇り空の下、タクシーで東根市の会場に入り、 スタッフの皆さんと打合わせ。 山形弁だったらどうしようと、不安だったが、 皆さん標準語でよかった、よかった。 今日のイベントには、定員1000名のところに2000名の応募があったという。 実に有難いことだ。皆さん、本当にありがとうございました。 終演後、さくらんぼ東根駅から新幹線で東京に戻ることに。 帰りは、もちろん乗り継ぎなし! とにもかくにも、久しぶりの東北行きは、無事に終る。 今度はストレートに東北に行きたいものです。