□くぼたまさと・どっとこむ□

2016_08_01

　このところ驚くことが多い日々が続きました。

　先日、発表された自動運転の車、アクセルもブレーキもハンドル操作も自動なんて驚いた。機械がいろんなことを自動で判断してくれるんだと。こうなると免許っていらなくなるのかな。でも実際の道路事情って人工頭脳が対応できないほどに多様で複雑だよね。人工頭脳がどこまで進歩すのかを考えるとなんだか怖いね。この進歩を求めるのは、人間が便利さだけを求めるようにならなければいいんだけど。カーナビ、ＧＰＳ機能、それこそ携帯電話だって私が子供の頃はスパイの秘密兵器だった（笑）。それが今普通に売っているんだからすごい事だよねえ。

　なんでも利便性だけを求めて来た日本人がこれからどうなるのかを考えると怖い。つまらない事かものしれないけど、子供をベビーカーの乗せたまま電車の乗ってくる人が多いのにも本当に驚くよ。母親一人じゃなくて父親やじいちゃんばあちゃんだってでいるのに子供を乗せたままなんだ。その子供も結構大きな子供で一人で歩ける子供だよ。自分たちが楽したいだけなんだろうね。親かじいちゃん、ばあちゃんが抱っこでもすればいいのに、楽したくてそのまま電車に乗ってくるんだ。一度ベビーカーから降ろしてまた電車を降りた駅で乗せるのが面倒なんだろうけど、周りの他の客や途中から乗ってくる人の迷惑なんか考えないんだろうな。それを野放しにしているじいちゃん、ばあちゃんもどうかしてるよ。高いランドセルを買ってやるのがじいちゃんとばあちゃんの役目じゃないんだから、電車の乗り方ぐらい教えなよ。

　自分が楽な方がいいじゃん、面倒なことはしたくない、という風潮がどんどん日本に広まったのは、今のじいちゃん、ばあちゃん世代にもある程度の責任があるってこと。今の若い人たちが自分が楽することや自分が楽しい事だけをしていたいということを第一に考えるようになっているから結婚しないし、子供を作りたがらないんじゃないかなあ。まだまだやりたいことがあるとか、結婚する金銭的余裕がない、子供を育てる環境じゃないとかいろいろと事情を並び立てる若い人が多いよね。まあ、確かに個人的な経済事情を一色単にして考えることはいけないことだけど、本当はそんな苦しい事情でもないのにそれをことのほかあげ連ねることで結婚や出産をしない理由にしている若い人が多いような気がします。理由なんて後からどうにでもつけられるもんだから、自分が結婚しない子供を作らない理由なんてどうにでもなるんだろうね。でも、結局は、自分が今の楽な生活を失くしたくない、旦那や奥さん、子供に縛られたくない、夫婦関係や子育ての苦労をしたくないのが本音だと思うよ。苦労することに自分から飛び込むなんて馬鹿じゃない、自分から苦労することがわかっているのにそれを選ぶなんて嫌だ、と言うことが大前提で生きていくんだろうか。苦労することってバカがすることなんですか？夫婦で苦労しながら、いろんなことを我慢して子育てすることってバカがすることなんですか？と私は質問したね。苦労も我慢もしたくないのは当たり前だし、誰だって嫌だよ。でも、その苦労と我慢を共に生きて行こうというのが夫婦だし子育てじゃないの？その先にある幸せを信じてみんな歯を食いしばって頑張って日々を過ごしているんだからさ。

　先ほどちょっと書いたけど、テレビに出てきたあのバカ高いランドセルにも驚いた。今の日本だと夏にランドセルが売れるんだってね。しかも値段が毎年どんどん上がっているのには驚いた。７万円ってのも結構売れているんだって。私に言わせれば、そんなのをホイホイ買ってくれるじいちゃん、ばあちゃんの方がバカじゃねえのって言いたいね。今の日本じゃこれから先のことを考えたら、じいちゃん、ばあちゃんたちはそんなことに金を使わないで貯めておいた方がいいじゃない？だって、このままいったら年金制度は必ず崩壊するんだから。今迄の年金制度は、若い人が３人で騎馬戦の馬のようにして一人の老人を支えていたけど、これからは、若い人が一人で一人の老人を支えるまるで肩車をするようにしなければならないんだからさ。じいちゃん、ばあちゃんは自分で何とかしないといけない時代になったんだ。このままだと、老人は本当に生きづらい社会になって行くんだね。

　それから、この前の安倍総理の発言も驚いた。これからは未来への投資といったまではよかったが、その中身に驚いた。投資先が結局は大企業なんだなあこれが。未来への投資と言うのなら子供たちへの投資、子育てへの投資が本当でしょう。これを聞いただけでも今の政権の子育て支援への本気度がわかるってもんだ。保育士さんの給料のアップの件でも２パーセントアップを検討するということだけでしょ。検討しますはやりますじゃないからね。それでも選挙をすれば過半数を取れるんだからこれも驚いた。未来への投資ならば、本当に勉強したい子供たちが経済的な負担がなく勉強できるための環境づくりでしょう。それが本当の未来への投資でなないのか！

　若い皆さん、今の自分が楽しければあとはどうでもいいということだけは考えないでください。今、苦労することを拒否すれば、今後、もの凄いしっぺ返しを食らいますよ。




わたし・久保田雅人（くぼた・まさと）のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません


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