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わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
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2016_10_01


 今年も厳しい夏休みが終わりました。

 おおよそ40日に渡り日々日本中を駆け巡って参りました。呼んでくださった方々、当日お越しくださった皆さんには心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。そして、今、これらの疲れがいっぺんに出て苦しんでおります(笑)。8月で55歳になったんですから仕方がないんでしょうが、どうも疲れが抜けきらない日々に多少悩んでます。昔は、多少の疲れなんて一晩ぐっすり寝れば簡単に抜けたもんなんですがねえ。

 この夏も嫌になるほど新幹線に乗りました。近頃、どうもこの新幹線での移動もきつく感じられるようになっております。以前に書いたんですが、「新幹線に乗ったらすぐに寝てしまう」というほとんど特技のようになっていたんですが、これが出来なくなっております。つまり、新幹線で爆睡が出来なくなってきました。これは、私にとってはつらいものなんですよ。睡眠不足を新幹線の中で取り戻そうと思っていますので、新幹線での熟睡が日々の疲れを取る健康法のひとつだったんですからねえ、困ったもんです。無理矢理寝てしまおうと缶ビールを飲んではいるんですが、なぜか以前よりも早く目が覚めてしまうんですなあ。困ったもんです。まあ、その分、新幹線を乗り過ごす心配がなくなり、同行のアシスタントも私を起こさなければならないという仕事が一つ減って安心して自分が爆睡して色状況です(笑)。

 そんなこんなの日々が続きましたが、この頃は涼しさに秋の気配が感じられますなあ。この時期にお伺いする幼稚園さんではまず間違いなくすべての園で運動会の練習をしてます。幼稚園さんでは、6月頃に運動会を実施する園もあるようですが、やはりこの時期が多いようですねえ。なかには、6月頃に「小運動会」を開催して、秋には「大運動会」を実施する園もあるようです。これって先生は大変だなあと思います。

 まあ、どんな形にしろ、運動会は一年間の行事の中では非常に重要という点では同じです。私の子供たちが小さい頃は私もできるだけ運動会を見に行ったものです。自分の子供が出る競技になれば、ビデオカメラを持って他の父兄をかき分けて最前列まで行って少しでもわが子をアップで撮ろうと頑張ったもんです(笑)。全員でやる「ダンス」の時は、動き回る我が子を追いかけて父兄席を右往左往したり、園舎や校舎の2回に上がって上から我が子を撮ったりとしたことを憶えてますよ。親ってバカですねえ(笑)。

 そんな中でとってもよく憶えているのが息子の中学校の運動会です。私が住んでいる地域では、小学校の卒業時にどの中学校に進むかは自分で好きな学校を選べるようになっております。うちの息子はなぜか一番生徒数が少ない学校を選んだのです。なにしろ、息子が入学した年の3年生は8人でした。本当ですよ、いくら都心部に近い区とはいえ一つの学年が8人とは驚きました。余談ですが、修学旅行はどうだったんだろう?生徒が8人で、担任の先生の他に数人の先生が同行したとはいえ10数人の修学旅行ってすごいなあ。新幹線も東京駅からなら自由席でも全員が十分座れるだろうし、行った先でもバスじゃあなくてもタクシー3台で大丈夫でしょう(笑)。でもどこへ行っても団体割引が効かない分高くついたろうなあ(笑)。

 それはさておき、息子たち新1年生を加えても全校生徒が30人そこそこでした。そんな人数の運動会でしたから大変なものでした。まずはプログラムを見て笑いました。普通の運動会の場合、「100m走 1年男子・女子」「騎馬戦 3年男子」というようなプログラムですよね、ところが全く違っておりまして、「100m走 全員」「〇〇競技 全員」と、なんと「選抜リレー」以外は全員参加でした。そりゃそうでしょう、なんせ全校生徒が30数人なんですから(笑)。人数が少ないので、早く進行するかと思いきや結構時間がかかったんです。というのも普通の運動会の場合、なにか競技をしている間に次の競技に出る生徒が入場門のところに整列して待っていて、やっている競技が終わり、競技に出ていた生徒が退場門に入って行くのと入れ替わりに入場門から次の生徒たちが入って来るのでスムーズに競技は進行します。これが違ったわけです。なにしろ、「次の競技の出る生徒」が「今、競技やっている競技に出ている生徒」なんですから入場門で出番を待っている生徒がいません(笑)。ですので、一つの競技が終わり生徒が退場門に入って行ったと思ったらその子たちが隊列を組み直してまた入場門から出てくるんです(笑)。この姿は笑いました。そのため、移動や競技の準備に時間がかかってしまうのでした。その上、全競技に生徒も先生も全員参加なもんでしたから3競技目で生徒も先生も全員疲れ切ってましい、肩で息しているような状況には思わず笑ってしまいました。

 さらに、寂しかったのが応援です。なにしろ、出番を待っている間に自分たちの席から応援をするのが普通なのですが、その席に誰もいないんですから応援も寂しいものでした(笑)。一応、父兄席から応援の声は出るのですが、全父兄が来ても60人ほどなんですよ。「〇〇、がんばれ〜!」って名前まではっきり聞こえました(笑)。とまあ、何とも言えない、よく言えばアットホームな運動会、悪く言えば非常に寂しい運動会でした。そして、良くも悪くも思い出に残る運動会のお話でした。






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