わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
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2017_01_01


 新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 まあ、1月の最初はこう書くのが当たり前とでも言いましょうか、日本の伝統的あいさつですね。年賀状というのも日本独特でしょうが、ある意味で「短いラブレター」を書いたり、もらったりする気分でいいなあ。描く時は、できるだけ短い文章の中に自分の思いをいっぱいこめて書き、貰った時は短い文章の中に込められた思いを感じたりできて、年賀状は年の初めに心が安らぐいいものだ。

 といってもここ数年、私自身は書いていないのだ。私に出してくださったみなさん、本当にすみません。毎年、書こう書こうとは思うのですが、どうしても年末のバタバタにかこつけて出すのが億劫になってしまったのです。今の時代、簡単に印刷してくれるところがいっぱいあるからそこに持っていけばいいんでしょうが、それすらも忘れる、いや億劫になってしまうんだなあ。いかんいかんと思いつつ年が明けてしまい、年賀状はもらうだけの正月を数年にわたって過ごしている次第なのです。それに、「わくわくさん」ですから年賀状はオリジナルのアイデアが詰まったデザインのものを出そうかなあ、もらう方も「わくわくさんなんだからきっと凝ったデザインのものだろうなあ」と期待しているだろう、なんて思うと「皆さんの期待に応えるいいアイデアを出さねばならぬ、うぬ〜?」と考えているうちに除夜の鐘を聴いているんです(笑)。

 年賀状とは別に11月末ごろから多いのが喪中のハガキですなあ。今年も数通の通知をいただきました。歳をとるとこのハガキが多くなった気がします。この喪中のハガキで亡くなったことを初めて知るのが多いんだなあ。だから、1月から12月にかけて、ニュースで芸能人で数か月前に亡くなっていたという報道が出ますねえ、あれって、故人の遺志で葬儀も何もしない、または親族だけでお見送りをするだけでよかったんですが、どうしても喪中のハガキは出さなきゃならなくて、それで世間にわかってしまうわけです。こんなところでも年の瀬を感じます。

 さて、年賀状を「出す派」ですか?「出さない派」ですか?人それぞれいろんな理由がありますが、できれば出す派がいいと思います。ちょっとしたラブレターを書くつもりで友達関係だけでもいいから出しましょう。若い方はメールで年賀状を出す派が多いのでは?でもねえ、やっぱりハガキでもらう方が形として残るだけじゃなくて、「あいつ、頑張って作ったんだなあ〜」と思われるのも悪くはないと思いますよ。メールでもいろんな字体やデザインを付けて送ることもできるけど、ハガキでもらった方が温かみがあるし、読んでも見ているだけでも楽しい。え?じゃあ、今年はちゃんと出したのかって?いや〜、その点は皆さんのご想像にお任せします(笑)。

 ここでちょっとした占いをご紹介します。皆さんの所には何枚ぐらい年賀状が届きましたか?そこで、届いた年賀状で人生占いをやってみましょう。これはずいぶん昔に聞いたことがある人生占いです。届いた枚数は関係ありません。まずは、お手元に届いた年賀状を全部用意してください。その中から「お店の宣伝」的なものを抜きます。次に「仕事関係者」からのもの、上司や部下や取引先からのものを抜きます。そして最後に「親族」からのものを抜いてください。さあ、今、お手元に何枚残りましたか?その残っている年賀状は「友人関係」のものです。20枚以上残った方は老後も素晴らしい人生でしょう。10枚程度の方は、まあまあ楽しめる人生でしょう。5枚以下の方は…寂しい老後が待ってますよ〜う(笑)。
 これってあながち外れているとは思いませんよ。小学校時代の友達からまだ10枚ぐらいは届くよ…なんて方は本当に素晴らしい人間性と豊かな人生経験と積まれていると思います。卒業した後もなんだかんだで連絡を取り合う仲が一番素晴らしいと思うんです。同じ環境、学校やクラスという環境を離れてもお互いを思いやれる関係が何十年経とうとも継続しているなんて本当に素晴らしいし、これからも素晴らしい人生を送れると思います。この点だけから見ると今の子供たちはどうだろうなあ。 これから何十年後もお互いの事を思いやれるだけの関係を築ける環境がどんどんなくなっていると思えてならない。何十年も続けることができている人間関係って子供時代にかなりの確率で激しいケンカをしているはずです。取っ組み合ったり、なぐり合ったりして本音をいろんな形でお互いにぶつけ合ったこそ築けた友人関係だからね、何十年経とうが崩れない関係だと思う。この点から考えると今の子供たちってこんな経験の上で築く友人を何人持てるかなあ。ケンカすることをもの凄く忌み嫌うような教育だし、取っ組み合いのケンカなんてご法度中のご法度とでも言いたげな教育だしね。息子が小さい時は、こんな経験をたくさんして欲しかった。多少のケガは何とも思わないし、思わない子供になって欲しかったのも事実だった。でも、どうやらそうはならなかったようで、父親としてはちょっと残念でもある。

 話が逸れた。年賀状は送る方ももらう方も心を熱くさせる何かがあるよね。ありきたりの印刷の年賀状の場合は、一行でもいいから直筆で一言添えて出しましょうね。ありきたりの一行が相手の心を揺さぶるものになりますから。






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