2007_12_01
先月の「日々つれづれ」を読んだ多くの方から
『わくわくさんって本当にお忙しいんですね、
あんなスケジュールで日本中を回っているんですね。』と、言われました。
回ってるというより、日本中を右往左往していると言った方が正しいでしょう。
有難いことに「つくってあそぼ」は、NHKなので、
日本国と名が付く土地なら必ず映る番組ですので、
北は、北海道の根室、網走、知床半島から、南は、沖縄の那覇、久米島まで、
イベントや工作教室でお伺いさせて頂きました。
行っていない都道府県はありません。
また、わくわくさんとしてお伺いをして、
イベント等の催しをやったことのない県庁所在地は、
秋田市のみになりました。
言い換えれば秋田市を制すれば、
日本の主要都市全てを回ったことになります。
秋田県内は、あちこちにお伺いしたのですが、
なぜか秋田市だけ残ってしまったのです。
と、まあ本当にあちこちとお伺いさせて頂いてますが、
行った先での観光など皆無に等しく、
自らの意思で予定より一泊でも多く泊まったのは、沖縄県久米島だけです。
この時だけは、スタッフ全員が久米島に余計にもう一泊いたしました。
もう二度と来れないだろうと言うのが全員の一致した答えで、
自腹で一泊しました。
それ以外は、この「日々つれづれ」に書いているような旅ばかりです。
今回もそんな旅のお話です。
今月は、珍しく初めてお伺いした土地が2箇所もあったのです。
先に書いたように全国を廻り尽くした感のある私にしては珍しいことでして、
しかも、立て続けにお伺いするとは!全く珍しいことです。
まずは、山形県米沢市でのお話です。
今回は、米沢市の親子劇場さんのお招きでおじゃましました。
わくわくさんとして米沢に行ったのは、はじめてです。
ここには、20年以上前、学生時代に一度来たことがあるのですが、
まだ新幹線も開通する前の話ですし、駅舎も今より小さく寂しいものでした。
新幹線を降り立つとその寒さに嬉しくなりました。
「いや〜東北に来たなあ」と感じた一瞬でした。
駅からは、迎えの車で会場へ。
車窓からの眺めは、紅葉を間じかにした山々が広がっています。
本来なら山が燃えるような紅葉で彩られてると思っていたのに、
山は、それ程には色づいてませんでした。
やはり、温暖化の影響なのでしょうか、残念でたまりません。
会場には、沢山の親子連れで大盛況で、こちらの方は嬉しい限りです。
ショウの最後の挨拶の時にわくわくさんがはじめて米沢でショウをやったこと、
そして、今ここにいる皆さんがわくわくさんを直接見た、
はじめての米沢市民であるとお話しすると、
皆さんも大喜び。私も本当に楽しかったです。
皆さん、本当に有難う。
終演後、挨拶もそこそこに、米沢駅に戻って新幹線で大宮へ。
米沢と言えばなんといっても米沢牛、
それを食べずして、米沢を去れるか!と叫んでは見たものの、
新幹線の発車まで25分では、ステーキ屋さんで食べるわけにも行かず、
結局、駅前のお弁当屋さんで牛肉の弁当を買うのが精一杯。
米沢滞在時間は、約4時間。名物の米沢牛のステーキを味わうこともなく、
米沢城址、上杉神社を見ることもなく、次の目的地に向かうのでした。
毎度のことながな残念の極みです。
帰りの新幹線でふっと思い出したのが、
はじめて山形新幹線に乗った時のことです。
この山形新幹線に乗ったことのある方ならすぐにわかるでしょうが、
福島駅を出発してまもなく車窓から踏切が見えるのです。
新幹線から踏切が見たのは、あの時がはじめての体験でした。
新幹線に踏み切り?東海道新幹線ばかり乗っていた私とってそれは、
考えられないことでした。
はじめて『新幹線の踏み切り』を見た私は、
我が目を疑ったことを今でも鮮明に覚えてます。
さて、もうひとつのはじめて物語は、石川県金沢市のお話です。
わくわくさんが金沢ではじめて親子の工作教室を行ったのです。
NHK金沢放送局が主催し、
事前応募、抽選で選ばれた親子45組だけでしたが、
とっても和気あいあいの工作教室でした。
前日の夜の便で小松空港に飛び、バスで金沢市内へ。
金沢は、雨でした。
とても寒く、これは雪に変わるのでは?と、思ったほどの冷え込み。
実は、金沢に来る2日前まで、私、鹿児島にいました。
鹿児島は、日中は20度まで気温が上がり、汗ばむ陽気に驚いていたのに、
僅か2日後の今、雪でも降るのかなあと
心配している自分に少なからず驚きを感じていました。
翌日は、雨。
時には、霙も混じる荒れ模様。
そんな天気にも関わらず皆さん集まってくださいました。
本当に有難いことです。
リサイクルをテーマに工作を親子で楽しんでいただいたのですが、
日曜日と言うこともあってお父さんの参加が大変多く、
それがまた嬉しかったです。
お父さんの方が工作に夢中になって、子供に殆ど作らせないで、
ご自分で次々にちゃっちゃか作ってしまうお父さんもいました。
それはそれで私にとっては、楽しく微笑ましい光景でした。
こんな機会がないとお父さんと一緒にものを作るなんて事はないでしょうから、
子供たちにとっても本当に楽しい時間だったことでしょう。
そんな親子の思い出作りに役立てたことに私も嬉しい限りです。
工作教室の最後に
皆さんがわくわくさんと一緒に工作をしたはじめての金沢市民であるとお話したところ、
歓喜の声が上がり、思わず全員で万歳三唱をしました。
万歳三唱で終る工作教室も私、はじめての経験でした。
皆さん、本当にありがとうございました。
こうして、またひとつ私のはじめて物語が増えてゆきます。
まだまだ、お伺いしていない土地もたくさんあります。
日本全国津々浦々まで、
わくわくさんとして工作の楽しさを伝え廻れたら・・・
それが私の願いです。
本年も、応援ありがとうございました。