わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません


明けましておめでとうございます。今年も、全国を飛び回ることになりそうですが、
今回は、昨年末のツアーで実感した身近な「地球温暖化」のお話... です。
今回は、残念ながら写真がありません。僕の子ども時代の写真とかあったら、よかったかも・・・



 今回も、写真がありません。
新年早々、ちょっと殺風景ですみません!

2008_01_01
 
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
  昨年も日本中あちこちと行ったり来たり右往左往の一年でしたが
今年も多分そうなるでしょうね。
昨年の秋以降、毎週末を地方で過ごしてきたせいでしょうか、
このところ疲れがドッと出ております。
テレビの中では、20代後半ですが、
いつまでも若いつもりでも来るものは来てしまいまして肩こりは酷くなるし、
小さい文字が読みづらくなるし、
疲れが抜けるのも以前に比べると本当に遅くなりました。
年明け早々暗い話ですみません。

  さて、今回のお話ですが、
昨年最後のツアーとなりました山形市と愛知県小坂井町でのお話です。
  山形市では、2日間イベントを行いました。
山形に向かう新幹線の車窓から新雪に覆われた山々の連なりが・・・ない!
福島駅を出て新幹線は左へと大きく曲がって行きます。
しばらく行くと長短のトンネルが続きます。
トンネルとトンネルの合間に見える山に雪がないのです。
福島県内の山などまだ”紅葉が見ごろ”とでも言いたくなるような風景でした。
遠くに見える山の頂に積もっている程度で、
とても12月中旬とは思えぬものでした。

  そして、しばらくそんな景色が続いてまたトンネルを抜けると
山形県との県境になって雪が降ってきました。
「おお!やっと冬景色になったぞ」とどこかウキウキしてしまうのです。
都会育ちの私にとって雪という物がものすごく心惹かれる存在なのです。
「な〜に甘いこと言ってんだ?」と雪国の方に叱られそうですが。
「ようし、このまんまだぞう」心の中で願う私。
山形駅に着いたら新雪を踏みしめて
きゅっきゅっと心地いい音をたてて歩けるぞ!
ウシシシッと、一人ほくそえむのでした。

  さあ、またトンネルです。
そこを抜けると・・・・無い!全く無い!雪が無いのですよ、全くもって。
私の新雪初踏みきゅっきゅっ計画は、
ものの10分で東京に降る粉雪の如く瞬く間に消え去ってしまいました。
暫し呆然と車窓を見つめる私。
それにしても無さすぎです。
本当に降った形跡すら見えないのです。
もちろん、ものすごいスピードで突っ走る新幹線の窓から見ただけですので、
この冬に全く降ってないわけではないのでしょうが、
それにつけても見えませんでした。
これは、地球温暖化の表れなんでしょう。
本当にどうなってしまうのでしょう、
私たちは、本当にきわどい分かれ道に立ってるんですよ!
温暖化対策、今、できることをすぐにやらねば、
取り返しのつかぬ事になります!
皆さんもどうか真剣に取り掛かってください。

  案の定、山形市内に雪は無し。
東京より寒いことは、寒いのですが、思ったより温かかったです。
イベント自体は、駅前の総合施設内のホールで行ったので
お客さんも私も全然寒さ知らずで上演できました。
外の寒さとは違って山形のお客さんは皆さん本当に温かい人ばかりで、
私とゴロリくんもノリノリで時間をオーバーしてやってしまいました。
皆さん本当に有難うございました。

  山形を後にして愛知県小坂井に向かいます。
山形新幹線で東京駅に行き、そこで東海道新幹線に乗り継いで豊橋に。
豊橋で泊まって当日、タクシーで小坂井に入るというスケジュールです。
小坂井は、以前、親子劇場さんで一度お伺いして今度で二度目でした。

  豊橋までの新幹線は、久しぶりに「ひかり」に乗って行きました。
このところ「のぞみ」ばかり乗っていたので
「ひかり」号が実に新鮮に感じられたのです。
山形から豊橋まで実に5時間かけての移動です。
ホテルに着く頃は、さすがにぐったり。
明日のイベントの打合わせの後は、
私だけは、部屋に戻って早々に寝てしまいました。

小坂井の会場も実にきれいでお客さんも皆さん温かい方ばかり。
終演後、タクシーで豊橋に戻り、「こだま」で帰京です。
昨日が「ひかり」で今日が「こだま」と
ちょっと懐かしい組み合わせの新幹線タッグマッチでした。
行きは、1時間40分程でしたが、
帰りは、「こだま」ですので2時間30分程かかりましたよ。
豊橋を出てからというもの止まる駅、止まる駅で
「のぞみ」「ひかり」の通過待ち合わせの連続でした。
あっちで5分、こっちで3分という具合に待ち合わせばかり。

「なんで各駅停車なのに特急料金を取るんだ?」などと
訳のわからんことを思ってしまう私なのです。

  東京駅には9時過ぎに到着。こうして今年のツアーは終りを告げました。
北は知床、南は、鹿児島まで昨年もあちこちにおじゃましました。
今年はどこに行くんでしょうかねえ。
皆さんのお近くにお伺いした時は遊びに来てくださいね。

それでは、今年も宜しくお願いします。



私、牛には、もの凄く親しみを感じます
もう、お分かりですね、私、丑年です



これは、鹿児島の錦江湾で初めて見た潜水艦
    こんなのはじめて!






山形の雪のお話を書きましたが、東北地方の各県によって雪の質が違います。

福島、宮城の雪は、‘粒‘が大きく、重い気がします。
それに比べ岩手県北部、青森県の雪は‘粒‘が小さく、パウダースノウといったところです。

  東京の雪とは、一粒、一粒の根性が違いますねえ。「きゅっ」と締まって気合が入ってます。

それに比べて東京に降る雪は根性が無いのですぐに解けてしまいます。

  東北の中でも特に青森の雪は、怖いぐらいです。本当の雪の怖さを持った感があります。
以前、真冬の青森県の山にちょっと行ったことがありますが、その寒さ雪の降り方にものすごい驚きを感じました。
私が知らない雪の世界がありました。

東京の人間は、東北の冬はみんな同じに思いがちですがそれぞれの顔を持っているんです。
戻る