2008_06_01
いや〜今年も大変なゴールデンウイークでした。
今年のゴールデンウイークは、大きく分けて、
前半の分(4月26日〜29日)と
後半の分(5月3日〜6日)がありました。
今回は、その後半のあわただしき日々のお話です。
<第1日目 渋谷NHK特設ステージ>
この日は、雨でした。
前日からの予報どおり朝から東京は、雨で、
時おり突風まじりの酷い天気でした。
こんな日に限って、野外ステージのイベントなのです。
『どう考えても、今日は、イベントは、中止だろう』と、
思っていてもとりあえず、NHKに向かうのでした。
家を出ると雨も風も強いし、
荷物も多いのでタクシーで行くことにしました。
この日の都内は、道路はガラガラで、
タクシーはビュンビュン飛ばしていきましたもんですから
予定より随分と早く着いてしまいました。
集合場所のステージ前には、知らない人ばかり。
うちの関係者は、まだ誰も来てないのでした。
しばし雨宿りをしながら待つことに。
やがて、一人、また一人と集まって全員集合、
その第一声は、『今日は、中止だろ』。
そして案の定、我々が楽屋でスタンバイしていると、
本日の舞台進行の監督さんが
「すみません、今日は、ステージイベントは、中止でお願いします。」
うん、そうでしょう、そうでしょう、と頷きつつ、聞き入る我々。
「つきましては・・・」え?なに?
「このままというわけにもいきませんので、
わくわくさんんとの握手会をしてもらえますか?」
そりゃそうだよねえ、このまんま、な〜んもしないんじゃあ
雨の中、せっかく来てくださった皆さんに申し訳がたたない。
ということで急遽行ったのが、写真にもあります握手会なのであります。
実に久しぶりにイベント本体が中止になりました。
ゴロリくんとのショウをお見せできなくて残念でしたが、
雨と強風に負けず待っていてくださった皆さんと握手会は、
それはそれで楽しく、ほのぼのと行われたのでありました。
握手会終了後、一度広げた荷物をなにも使うことなく片付け、
次なる明日のイベント開催地、松山に飛ぶべく羽田空港に向かいます。
空港は思ったより空いてましたが、飛行機は満席。
雨にも負けず、飛行機は、雨雲を突き抜け、松山に。
いつもの通り、ホテルにチェックインしてから夕食にと繰り出す我々。
今夜は、和食にしました。
すると、写真の刺身の盛り合わせが出てきたのですが、
皆さん、お解かりになりますか?
写真の手前の赤身、何だか判ります?そう、クジラです。
いや〜久しぶりのご対面ですよ、クジラのお刺身なんて。
大変美味しく頂きました。
今日は、思わぬ出来事が多かった一日でした。
<第2日目 松山えひめこどもの城>
昨日とは、うって変わって、快晴です。
絶好のイベント日和となりました。
松山市の郊外にある松山こどもの城が今日の会場です。
こちらには、3年連続で呼んでいただきました。
その上、本当にありがたいことに今回も大勢のお客様が来ていただきました。
皆さん、本当に有難うございました。
イベントは、つつがなく無事に終了。
皆さんに喜んでいただけて、私も大変嬉しかったです。
さて、ここからが大変なのです。
明日の開催地の福岡に行かねばならないのですが、ここで問題がありました。
松山のある愛媛県と福岡県は
豊後水道を隔てたお隣さんのようなもんなんですが、
列車で行くとなると、まず松山港から高速船で90分、
広島港に上陸して、タクシーで広島駅。
そこから新幹線で1時間程でやっと福岡・博多に着くのです。
全部で3時間以上掛ります。
ところが松山空港から福岡便に乗ると実質30分で行けてしまうのです。
もちろん、我々は、飛行機で行くことになってました。
さあ、そこで問題なのが、松山〜福岡便が少ないことです。
予約した便が午後の遅い時間の便でしたが、それが、最終便でした。
それだけにもの凄く急いで、松山空港に行かねばなりなせん。
片付けも大慌てに済ませ、
みんな、荷物を担いでワッセワッセとタクシーに乗って、
空港に行って、ワッセワッセと飛行機に乗り込みました。
機上の人になって初めてゆっくりできたのです。
福岡の夜は、名物「もつ鍋」でした。
写真の緑の大きな塊、なんだかわかりますか?
ニラです。すごいでしょう、このニラがいいのです。
実に美味しく頂きました。私って幸せ者です。
<第3日目 福岡・海の中道公園>
今日の会場は、初めて伺うところです。
市内にある海の中道公園というのが今日のイベント会場です。
野外のステージなのですが・・・・雨です。
しかもものすごく中途半端な降り方でして、イベントが出来るか、どうか、
非常に微妙な状況のまま会場に到着しました。
時間が経つにつれ、雨も弱まり薄日もさしてきました。
スタッフの皆さんがステージに溜まった雨水を掻き出してくれまして、
なんとか上演できる状態になりました。
皆さんの協力でイベントも無事に終了。
これから、東京に戻るのですが、それもまた一苦労でした。
会場と市内を繋ぐのは、海の中を走る一本道でして、行きは30分足らずが、
帰りは渋滞で3時間は、掛るだろうと言われてしまいました。
そこで、昨日と同じ様に急いで片付けると、イソイソとタクシーに乗り込みました。
運転手さんも
「もしものことがあるといけませんから、遠回りしても違う道でいきましょう。」
ということで、一本道を避けて空港に向かうことにしました。
もし、一本道で大渋滞に引っかかってしまったら、
にっちもさっちもいかなくなるので、遠回りを選択したのです。
ところがです、みんな考えることが同じらしく、
我々の選んだ迂回路も渋滞ときたもんだ!
う〜ん、みんな、海の上の一本道での渋滞は、イヤだもんねえ、仕方ないか。
なんとか、飛行機には、間に合いまして、東京に戻りました。
毎度のことながら、慌しいことです、本当に・・・
<第4日目 渋谷NHK>
第1日目と同じ場所です。
でも、天気は、うって変わって文字通りの五月晴れでした。
今日は、なんの問題もなく上演ができました、
と言いたかったのですが、そうはかないのが、私なのです。
風です。それも突風が吹き荒れていました。
ステージに本番用に用意しておいた
ホワイトボードに張っておいた模造紙が剥がれて、
ステージから私がスタンバイしていたステージ裏まで吹っ飛んできました。
「あ〜あ、こりゃ、どう〜しようもねえや。」
咄嗟に工作のネタを変えましたが、
今度は、本番中に用意しておいた他の工作材料が後ろに吹っ飛ぶし、
ステージと客席との間にある大きな階段が突風にあおられて動き出しました。
慌ててスタッフが押さえに走ります。
もう、とにかくひっちゃかめっちゃかです。
でも、逆にお客さんには、大うけでした。
とにもかくにも無事に終ったゴールデンウイークでした。
また、来年もこんな調子にすごすんでしょうねえ。
さて、ここで、NHK的なお話。
NHKでは、「ゴールデンウイーク」は、放送禁止用語です。
なぜだか判りますか?「ゴールデンウイーク」という言葉自体は、
映画業界が作った業界宣伝用の言葉なので、NHKでは、使わないのです。
NHKでは、「大型連休」なのです。
来年は、気をつけてNHKのニュースなどを聞いてみてください、
絶対に「大型連休」ですよ。