わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません


いやあ・・今年も暮れていこうとしていますね・・。
旅また旅で、あたふたと一年が幕を閉じようとしています。
で、今回は、その旅のなかでも、「極めつけの あたふた旅」のご報告です ...。



 これがオホーツク紋別空港です

2008_12_01
 
早いもので12月になりました。
今年も押し詰まり私の廻りも慌しくなってきました。
今月は、番組の収録があと2本残っており、イベントも数本あります。
大阪、福岡、名古屋、宇都宮等、まだまだ旅も残っています。
12月末まで慌しく過ごすことになりそうです。
今年も日本各地にお伺いさせていただきました。
北は北海道、南は鹿児島まで、
多くの場所でショウや工作教室を行い多くの方に出会いました。
それらが皆さんにとっていい思い出になっていてくだされば
私も本当に嬉しい限りです。
そんな中からでも飛びぬけて慌しい旅をしてきました。
今回は、そのお話です。

第一日目。目的地は山口県下関市なのですが、
一旦、羽田空港から北九州空港に飛びます。
そこから車で下関市に向かうのでした。
新幹線で新下関に行くという方法もあるのですが、
この方が安いパックがあるのです。
羽田空港〜北九州空港の往復航空券にビジネスホテルの一泊が付いていて、
東京〜新下関の新幹線往復より安いのです。
そんな理由もあってまずは北九州に飛びました。
この空港を利用するのは2度目。まだまだきれいな空港です。
そして前回と同じで空港からタクシーを利用する人は、
皆無と言っていいほどいません。
斯く言う私とて迎えのワゴン車に乗ってしまいまして。
本当にな〜んもない空港です。
ビジネスホテルがぽつ〜んと一軒あるだけです。
あのホテルに泊まるのは大変でしょう、
だって周りには居酒屋はおろかコンビにすらありません
(というより人家すらない!)。
北九州市内まででも車で1時間以上かかりますよ。
本当に泊まるだけの人が利用するのでしょうねえ。

さて、私を乗せた車は高速を一路、下関市に向かいます。
「ここが、関門海峡です。」運転のイベント会社の方のお言葉。
今まで幾度と無く関門海峡を渡ってきましたが、
車で渡るのは、今回が初めてです。
「おー、これは、いいぞ。」と、思っては見たものの
真っ暗でな〜んも見えません。
後ろに北九州市の明かり、前方に下関の明かりが見えるだけでした。

道は空いていて、思ったよりも早くホテルに着き、
毎度の事ながら「メシ、メシ」と夜の下関に繰り出します。
適当に駅前の居酒屋風の店に飛び込みました。
下関といえば、そう!ふぐ!ですよねえ〜、
メニューにもふぐ刺しの文字が踊っているではないか!
お店のお姉さん(?)の講釈を半分上の空で聞きつつ、
安いふぐ刺しを頼みました。
こう言ってはなんですが、まだ、ふぐの季節ではないので、
どれを頼んでもそんなにかわらんだろう、というのがみんなの意見でした。
とりあえず、下関に来たんだから
ふぐを味わっておこう的考えに他ならなかったのでした。

さて、翌日のイベントには多くの皆さんが来ていただきました。
本当にありがたいことです。
下関でわくわくさんイベントは、今回が初めてでした。
その分、私も張り切ってやらせていただきました。
イベントも無事終了。

さあ、ここからが大変なのです。
昨夜のルートを逆行して、羽田空港に戻りまして、
空港から一歩も外に出ることなく、富山空港に飛ぶのです。

昨日は見えなかった関門海峡からの景色も楽しめました。
羽田に到着後1時間ほどの空き時間を利用して
「メシ、メシ」となりました。
といっても空港の外には出られませんので、
喫茶店でホットドックとアイスコーヒーで、
とりあえず、済ませて機上の人に。
富山空港までは、実質飛行時間は40分程。
一眠りしている間に到着です。
空港からタクシーでホテルに向かい、チェックインの後は、
「メシ、メシ」のお決まりパターンの夜です。
居酒屋さんで一同乾杯。
「無事についてよかった、よかった。」
「こうして美味しくビールが飲めるのはしあわせ〜」などと
勝手なことをそれぞれにのたまいつつ、
ワッセワッセと飲んでました。

そして翌日は、富山県高岡市でのイベントです。
富山市から車で30分程で高岡市に到着。
こちらには、この数年、毎年呼んでくださっておりまして、
ありがたいことです。
それだけに工作内容が前年のものと同じものにならないように
注意しています。
昨夜も思ったのですが、下関に比べると富山は寒いです。
なんたって日本海側の県にいるのですから
昨日は瀬戸内の温暖なところにいた私たちにとっては
余計に寒さが身に染みるというものです。
本日も大勢の暖かいみなさんのおかげで、無事に終了。

さあ、ここから南の鹿児島へと移動します。
昨日来たルートをまた逆行して、富山空港から羽田空港に飛んで、
また、空港から一歩も外に出ず鹿児島行きの機上の人となるのです。
昨日見た富山空港から昨日見た羽田空港・・・
いや、一昨日も昨日も見た羽田空港で慌しい食事の後、
鹿児島に飛びました。
鹿児島には、年に数回はお邪魔しておりますが、
富山から乗り込んだのは初めての体験でした
(もう、やりたくはないですけど)。
空港から1時間ほどでホテルに到着。
早速に「メシ、メシ」と、のたまいつつお店に入りました。
ビールで乾杯の後、
そんなに飲んでもいないのに眠くて眠くて仕方がなくなってしまいました。
私だけ早々に引き上げて、そのまま、朝まで爆睡!
なんだかんだいっても疲れが溜まっても抜けきるのが遅くなりました。
若い時は、一晩寝れば大概の疲れなんて吹っ飛んだもんです
(ちょっとオーバーか?)。
今じゃあ、疲れがなかなか抜けない上に、
その疲れが『いつの疲れか』わからなくなるぐらい
日にちが経ってから出てくる様になってしまったのです。
いやですねえ〜。

翌日は、野外のステージでした。
今回のイベントは『ねんりんピック2008』の一環でして、
周りには、ジジババ、ジジババ、お年寄りが多いのなんの!
そういえば、羽田空港で県名の入ったお揃いのジャージや
ウインドブレーカーを着たお年寄りを無数に
(これは、ちょっとオーバーか?)見かけました。
みんな鹿児島に来てたんですねえ、いやはやなんともです。
会場内は、お年よりばかり・・・?
・・・もしかして、私のイベントも客席は・・・・
いや〜そんな事はありませんでした。
大勢の子供たちでいっぱいでした。よかった、よかった。

イベント終了後は、イソイソと鹿児島空港に向かい、
羽田に戻ります。
つまり、足掛け四日間、羽田空港に通ったことになります。
こんなの初めてです。
それだけ皆さんからお声をかけていただいているということなので、
本当にありがたいことです。
さあ、来年もいったいどんな旅の日が続くことになるんでしょうか、
楽しみな反面、体がもつか・・・心配な私でした。



紋別港にて
静かさが心に染みました



これが、ほっけ定食
美味しかったなあ



夕飯で、食べたカニです



会館からの眺めです
オホーツクが俺を呼んでるぜ!
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