わたし・久保田雅人(くぼた・まさと)のまわりで起きた「あんなことこんなこと」・・・。
全国でのイベント裏話や名物・名産、身の回りでのささやかな「出来事」をお話していくつもりです。
お読み頂いたご感想やご意見もお寄せください。
登場人物は、ひょっとしたら、「あなた」かもしれません

この「日々つれづれ」、これまで20年の舞台裏を、
すこしずつご紹介しています ... 今回は、その8回目!
ただし、今回は、歴史に残る「わくわくさん」部隊の最新の移動珍事件の
ご紹介です... お楽しみに ... 。
いやはや、びっくりしましたよ... 。


すっかり春の花畑を見つけました

2010_05_01

 今年の4月は、寒暖の差が激しくて体調管理に一苦労です。毎日、来て行くものに悩んでしまいますし、冬物をいつになったら片付けられるのでしょうね。初夏を思わせる暑いの翌日が、コートが欲しくなるような冷たい風が吹いて身をすくませて歩いてました。いったいどうなっているんでしょうか、この陽気は。この頃、天気に限らず、本当に予期せぬ出来事が多いですねえ。私もこの前のたびの中でうまれて初めての経験をしました。今回は、久しぶりに旅のお話です。

 松山でのイベントを終えて,私たちいつものメンバーで次のイベントのために松山空港から一路名古屋中部国際空港に飛び立つためにいそいそと飛行機に乗り込みました。この飛行機は、名古屋中部国際空港から来た便で折り返し私たちを乗せて戻るというものでしたが、生憎の荒れ模様の中を飛んできたためだいぶ遅れての到着でした。50人乗りの旅客機としては小型のプロペラ機でこの雷雲の中、よくもまあ無事に来れたものだとみんなで感心していたのも事実です。予定より30分程遅れての搭乗案内の後、機内に乗り込みシートベルトを締め、うねりを上げて廻りだしたプロペラを見つめていました。飛び立つのを今や遅しと待つこと・・10分・・20分・・30分・・飛ばない。すると、それまで回っていたプロペラが止まりだしたではありませんか。『お客様に申し上げます。エンジンの電気系統に欠陥が見つかりました。一時、エンジンを停止して、修理を行いますので、もうしばらくお座りになったままでお待ちください。』というのです。ふと外を見ると整備の人がエンジンカバーを開けて、なにやら作業の最中でした。とりあえず、おとなしくしているより他になく、じっと待つこと、更に10分・・20分・・30分、やっとエンジンが掛かり,再びプロペラが廻り始めました。「やれやれ、これでやっと飛んでくれるのか。」心の中で安心したのもつかの間、再びエンジンが止まったのです。ん?なんだ、なんだ?どうした?窓の外に目をやると、飛行機の横に乗客の荷物を運ぶ車が横付けされてるではありませんか。ま、まさか!と思ったその次の瞬間、機内に乗り込んできた飛行機会社の人が、『申し訳ございません。修理が出来ないため、この便は欠航になりました。』エー!時計を見ると午後9時をとっくに回ってました。ということは、今さらJRに切り替えて、名古屋に行けるわけもなく、明日の便に切り替えてもイベントに間に合うわけもなく、いや〜どうしたものか、これほど途方にくれたのも久しぶりでしたが、『飛行機の故障で旅が出来なくなった』というのが初めての経験でした。台風などの天候不良で、足止めを食らったのは、何度もありましたが、『航空機、航空会社のミスでの足止め』は、初めてでした。

 とりあえず、関係各社に連絡を入れつつ、どうやって名古屋に行くかを考えていると、払い戻しのアナウンスが入りました。おう、そうか!この場合は、払い戻しがあるのか!なんせこの様な経験が無いので、払い戻しに気が付きませんでした。カウンターの人にこちらの事情を説明すると、欠航のために発生した名古屋までの費用を全て支払うとの事でした。おう!おう!なんということだ!台風で欠航したら払い戻しでさえ、多額の手数料を取った上、事後の面倒などな〜んも見てはくれなかったのに、この違いは何なんだ!天と地ほどの差があるではないか!私たちは、ジャンボタクシーを手配して、名古屋は無理でも今夜中に瀬戸内海を越えて、本州に渡ってしまおうということになりましたが、今夜のホテルが見つからないのです。岡山では学会があり全部満室で、姫路もダメで、明石もダメで、やっと神戸で見つかったのです。時間はすでに10時半を回ってました。松山から神戸までタクシー代、神戸のホテル代、新神戸から名古屋までの新幹線代、これら全てを航空会社が払ってくれました。もちろん、後日の請求でしたが、全額払ってくれたのです。くどいようですが、天候不良の時は、ほとんどな〜んもしてくれなかったのとは大違い、その差にただただ驚くばかりの私です。

 神戸のホテルにチェックインしたのが午前2時半で、出発は、午前6時半。いやはやなんとも短い神戸の夜でした。先日、アイスランドの火山噴火でヨーロッパを中心に10万便が欠航になりましたねえ。各国の空港で足止めされた人の映像を見て、とても他人事には思えない私でした。そんな中、ノルウェイーからタクシーでイタリアのミラノに戻った人がいるという新聞記事を見ました。タクシー代が約170万円だったそうです。これって、天候不良が原因ですから、全額自腹???他人事は思え・・・なくもないが、たいへんだったろうにねえ。



こんな色のチューリップを初めて見ました




黄色い新幹線、線路点検用の車両です

  これも初めて見ました

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