2010_08_01
熱い、熱いです。「暑い」というより「熱い」です。
暑がりの私にとっては、もの凄い辛い時期がやってきました。つい最近まで毎日のように集中豪雨があったのがウソのような夏の日が続いてます。そんな中でも私は相変わらずの日々です。この前も東京駅始発午前6時の新幹線で岐阜県本巣市にお伺いしました。
あらためて書くまでもありませんが、この「始発午前6時の新幹線」には、年に数度お世話になっております。
他にも羽田発の「始発の飛行機」にも何度もお世話になっております。こんな関係からどうしても東京の都心部に住んでおります。
「行き」の問題だけではありません、「帰り」の問題もあります。つまり、新幹線に揺られてくること数時間、その後また1時間、2時間かけ自宅に帰るのは、本当に辛いです。その意味もあって都心部に住んでいます。
私としては、とっても便利でありがたいのですが、都心に住むデメリットももちろんたくさんあります。なんてたって物価が高いです。その際たるものが家賃でしょう。場所にもよりますが、分譲のマンションの場合、1部屋1000万円が目安といったところでしょうか。1部屋と言ってもせいぜい8畳ぐらいです。数年前ですが、札幌市の郊外で、1戸2階建て、小さな庭付き、2台分の駐車スペース月で1500万円の分譲でした。
東京で2部屋を買う金額で、1戸建てが十分買えてしまうということです。また、駐車場代でももの凄い差があります。この前、東京・赤坂で見ました「月10万円」駐車場。新潟県のちょっと田舎の方ですが、5LDKで駐車スペース2台分で、家賃月5〜6万円でした。車1台分で家が1軒借りられてしまうのです。赤坂というところは、東京でも高い所ですが、私が住んでいるあたりでも、駐車場代は、月々3〜4万円が相場です。これだけでも東京が住み辛いのがお解かりいただけますでしょうか。
「東京は、物価が高い」のは、どこでも家賃がとかく高くなってしまうからです。どうしようもないことですが、これが東京に住む最大の問題点でしょう。家賃が高い分、それをまかなうためには、売る商品の単価をあげざるおえないわけであって、物価がどんどん高くなってしまったのでしょうねえ。
私の子供たちは、3人とも東京生まれの東京育ちです。
もの凄い便利な世界で育ちました。車が要らない生活の中で成長しました。どこに行くにも電車、地下鉄、バスが網羅されてますので、車がいりません。近所に行くには、自転車で十分です。この点は、本当に東京はありがたいです。
その代わりと言ってはなんですが、ウチの子供たちは、「虫、昆虫」というものを見たこともないし、触ったことも無いです。息子が小学校3年生の時、お墓参りの際にかたつむりを見て、「おう〜」と驚いてました。
本人いわく『初めて見た。』本人以上に私がショックを受けました。そうか、ウチの周りには、かたつむりすら生息できない環境だったんだ、そんなところで育てた父を許しておくれ、と心の中で謝りました。「虫」といえば、ハエ、蚊、ゴキブリといったものしか見たことの無いウチの子供たち。東京の都心で生きていく子供たちってこんなものなんでしょうか。
親としては、心苦しくなります。自然と戯れる、もっと小さいうちに経験させておきたかったことをさせられなかった、親として後悔がいっぱいです。
東京は、本当に便利なところですが、その分、子育てには不便なところがいっぱいです。
娘よ、息子よ、父を許しておくれ。