2010_11_01
やっと涼しくなってきました。
私のような暑がりの人間には文字通りの「酷暑」だったこの夏、なんとか乗り切っての涼しい秋を満喫しています。
子供の頃は、1日が長かったし、学生時代は、まだ1ヶ月が長かったたです。
そして、この世界に入ってからは、1年があっという間です。
その上、子供が出来たからは、本当に日々が早くなりました。
それでも、子供が生まれてすぐの頃は、『早く大きくなってくれ、自分でメシ食って、オムツが取れるようになってくれ』と思っていたものですが、今、思い返せば、あの日々が本当にあっという間だったんだなあ、と思います。
『あれ?なんでこんな内容なんだ?』と思った方も多いでしょう。
さて、いまなんでこんなことを書いているかといいますと、その理由は、数日前にさかのぼります。
先日のことです。やっとのことで衣装変え、衣替えを行ったのですが、ものの勢いとでもいいましょうか、なぜか大掃除的な行動になってしまいました。
長いこと開けなかった事務用に使っているケースやなんでも放り込んでいた引き出しの奥をひっかきまわす様にして全部を整理しようと、床に広げました。
まあ、いろんなものが出てくる、出てくる。忘れてたものがいっぱい出てきました。探していた工具や工作材料なんかも出てきました。「こんなとこに入れた記憶が無い」のになぜかいろいろなもんが出てきましたよ。そんな中に未整理のままになっていた写真の束が出てきました。輪ゴムで一まとめにしたままの写真の塊がごろんと出てきたのです。
「はて?こんなところになぜ?」「これは一体なんの写真だろか?」頭の中には、『?』マークが12個ほど放射線状に並び、私の好奇心がその輪ゴムを外させました。輪ゴムはすでに劣化していて、外すまでも無く脆くも切れてしまいました。
写真の一部は、くっついていたので、破かないように慎重に1枚1枚をばらしていく私。写真と格闘すること10数分、そこに現われたのは、長女と次女が、まだ1歳から3歳の頃の姿でした。その一部は、隅の方が色あせていました。
でも、そこに映っている思いでは、色あせていませんでした。ふたりが頬をひっつけて、ウインクしながら笑っている姿。何がそんなに楽しいのか、爆笑している娘達。いろんな思いが私の胸に湧いてきました。「そういえば、あの頃・・・」といろんな思い出が蘇ってきました。
そんな写真の中に、長女の1歳の誕生日の写真がありました。
母親がホークの先にちょっとだけケーキをのせると、口が裂けるほどに大きく開けて、テーブルに両手をつっぱって半立ち状態でそのケーキを食べようとする娘。しかもその口元には、すでにクリームが付いてます。
写真の墨はすでに色あせていてましたが、あの夜のことは、色あせず心に残っています。妻と私は、初めてのお誕生日会(?)でしたから、当時としては結構奮発して、から揚げやハンバーグを用意して、久しぶりにちょっと高いエビスビールを買ったのを覚えてます。いや〜、はっきり言って親ばかですねえ、私って。
その他にも保育園に行く前になぜか撮ったものやお風呂上りにアイスを食べてる姿、いろいろな写真が出てくる、出てくる。「懐かしいなあ〜、こんな事やってたんだなあ〜」整理の手を止めて思い出に浸ること暫し。
あれ?何か足りない。あっ!息子の写真が無い!長女と次女の写真数を比べても長女の方が多いけど、次女もそこそこ残っています、が、息子のものが無い。3人目ってかわいそうというのがここでもはっきり表れてますねえ。
息子に『いやあ、すまぬ、すまぬ』と心で謝りつつ作業を進めると、ごろんと現像すらしていないフィルムが2本出てきました。
『ま、まさか!』・・・・ここから先は、書きません。
皆さんのご想像にお任せします。